ジダン、マンU新監督オファーを受けなかった理由を説明 立ちはだかった壁は「言語」

元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏【写真:ロイター】
元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏【写真:ロイター】

「英語は理解できるものの、完全に操れるわけではない」

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、2022-23シーズンからオランダ人のエリック・テン・ハフ氏が監督を務める。同氏の就任が発表されるまで、ユナイテッドの新監督の候補には元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏と、現在もパリ・サンジェルマン(PSG)で指揮を取るマウリツィオ・ポチェッティーノ監督の名前が挙がっていた。現在、フリーとなっているジダン氏が、オファーを受けなかった理由を説明した。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

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 現役時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇、1998年のフランス・ワールドカップ制覇など、クラブと代表で多くの成功を勝ち取ってきたジダン氏。現役引退後も監督として、史上初のCL3連覇を達成するなど、輝かしいキャリアを過ごしてきた。

 2021年5月にレアル・マドリードの監督を辞任してからは、フリーになっている。ジダン氏は、カタール・ワールドカップ杯後のフランス代表監督の就任を希望していると報じられているが、PSGやマンチェスター・ユナイテッドの監督就任の噂は、後を絶たなかった。

 ユナイテッドの監督に就任しなかった理由について、フランス紙「レキップ」のインタビューで、言語に対する理解力に不安があったことを挙げている。

「例えば、言語だ。いくつかの事柄が、物事をより難しくしてしまう。私が『マンチェスターへ行きたいか?』と聞かれた時、英語は理解できるものの完全に操れるわけではない。言語が話せなくても、クラブの監督を務めている人たちがいることも知っている。でも、それは私のやり方ではないんだ。勝つためには、多くの事柄が影響してくる。私は勝つために、何が必要かを知っている。そして、勝利を得るために必要だと思うものすべてを自分のチームに置いておきたいんだ」

 現役時代にも、様々な監督と仕事をし、監督としても多くの国籍の選手たちと仕事をしてきたジダン氏。これまでの経験から、その国の言語を話せなければ、監督を率いることは難しいと感じているのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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