「やっぱり上手い」 南野拓実の“幻のゴール”、日本代表OBがシュート技術を絶賛
前半終了間際にゴールネット揺らすも、オフサイド判定に
日本代表は6月14日、キリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦。10日のガーナ戦(4-1)から先発8人を入れ替えた一戦で、日本は前半を0-0で折り返したが、前半終了間際の幻のゴールに、TBSの生中継で解説を務めている元日本代表FW福田正博氏と元日本代表MF戸田和幸氏も興奮した様子を見せた。
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前半30分過ぎから、右サイドのMF伊東純也を中心に、徐々にチャンスを増やしてきた日本。前半41分には、センターバックで先発したDF板倉滉が、MF鎌田大地とパス交換し、リターンパスを受けると相手選手をかわしてスペースに前進。最終ラインの裏を突いたMF南野拓実に浮き球のパスを送った。南野は、左足で後方からの浮き球をコントロールすると、流れに乗って左足でゴール右へ流し込んだ。
ようやく日本が先制ゴールを挙げたかと思われたが、南野がわずかにオフサイドだったため、ゴールは認められなかった。幻のゴールになったものの、戸田氏と福田氏は、ハイレベルなプレーを見せた板倉と南野を称賛している。
一連の流れを振り返り、戸田氏は「トップの選手(浅野)が少し降りるとか、南野の特性を考えると(サイドに張る)ウインガーよりは、シュシュッと(ゴール前に)入って来て、抜け出すのが良さですから」と南野の良さが出た場面であると指摘。さらに「球を出したのは板倉ですが、センターバックの選手が相手を外して、ドリブルをして、パスを出せる。ちょっとしたタイミングの遅れはあったのですが、すごく良い個々人のプレーだったと思いますし、連係も見られました」と、南野と板倉が見せた動きを称賛した。
福田氏も「ちょっとですからね。その後の止める、蹴るはうまかったですね、南野ね。後ろから来たボールをしっかり止めて、打てる位置に置きましたからね」と、日本の10番の技術を絶賛。すると、戸田氏は「ウォーミングアップでのシュート練習を見ても、南野はほぼ決めていましたから。やっぱりシュート上手いなと思いましたね」と、今季リバプールで公式戦合計10得点を挙げたアタッカーの能力の高さに脱帽していた。