主力に負傷者が続くバルサ イニエスタとマテューも開幕2試合を欠場へ

スペインスーパー杯のセビージャ戦で負傷

 リーガ・エスパニョーラ開幕を今週末に控えるバルセロナが、“野戦病院化”しつつあるようだ。14日(日本時間15日)に行われたスペインスーパー杯第1戦で負傷退場したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタとフランス代表DFジェレミー・マテューが、リーガ開幕2試合を欠場する見通しだとスペイン紙「マルカ」が報じている。

 二人はセビージャとの一戦でスターティングメンバーに名を連ねたものの、マテューが右足ハムストリング、イニエスタは相手選手との接触によって右ひざを痛めてしまい、それぞれ前半途中で負傷交代を強いられた。

 その後メディカルチェックを受けた結果、20日のリーガ開幕戦であるホームでのベティス戦、28日に行なわれるアウェーのビルバオ戦を欠場となる見通しだと同紙は伝えている。

 バルセロナはスーパー杯第1戦の前に、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが練習で左ひざのじん帯を痛めて全治6週間の診断を受けた。またチリ代表GKクラウディオ・ブラーボは、マンチェスター・シティへの移籍がクラブ間で合意したとも報じられており、開幕を前に不測の事態が続いている。

 マテュー、イニエスタの代役はフランス人DFルカ・ディーニュ、元スペインU-21代表MFデニス・スアレスかポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスが務めると見られる。特に抜群のゲームメーク能力を見せるイニエスタの不在はルイス・エンリケ監督にとって頭の痛い問題となるが、新加入選手が序盤戦で訪れる出場のチャンスを生かすことができれば、戦力の底上げにつながるはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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