日本代表MF堂安律のファーストシュート、解説者陣で意見割れる 「良いチャレンジ」「久保に出してほしかった」

日本代表MF堂安律【写真:高橋 学】
日本代表MF堂安律【写真:高橋 学】

キリンカップでガーナ代表と対戦

 日本代表(FIFAランキング23位)は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップでガーナ代表(同60位)と対戦。試合を生中継しているTBSでは、元日本代表FW福田正博、元日本代表MF戸田和幸、そして現ヴィッセル神戸のDF槙野智章が解説を務めているなかMF堂安律のファーストシュートの場面では、様々な見解が聞かれた。

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 6日のブラジル戦(0-1)は、アジア最終予選を戦った主力で臨んだ日本代表。このガーナ戦では、最終予選では出場時間が決して長くなかった選手たちが多く、先発で起用された。カタール・ワールドカップ(W杯)まで5か月というなか、これまで出場機会の少なかった選手たちにとっては、重要なアピールの場となる。

 そうした状況で日本は前半10分、高い位置でガーナからボールを奪った堂安がドリブルを仕掛けて、カウンターに出る。堂安の前には右にFW上田綺世、左にMF久保建英も走りこんでいた。特に左の久保はフリーになっており、パスが出れば決定的という場面だったが、堂安はDFを抑えながらシュートを放つ。ボールは枠を捉えることはできずに、右へ外れていった。

 この場面を見た槙野は「選択肢はほかにもあったが、最初のシュートということを考えれば、良いチャレンジだったと思う」と、シュートに持ち込んだ選択を評価した。一方、戸田氏は「左の久保に出してもらいたかった」と、チャンスをもっと広げられた可能性を指摘した。

 そんな2人のコメントを受け、福田氏は「選手選考があって『自分が』っていうのが出た。自分のプレーを見せないといけないが、勝つための選択はしていかないといけない。難しい時期」と、強引にシュートに持ち込んだ堂安に理解を示した。

 チームの勝利が求められる一方で、選手個人にとってはW杯のメンバーに選出されるためには、これまで以上にアピールが必要になる時期。与えられたチャンスを生かして、森保一監督の信頼をつかむ選手は、出てくるだろうか。

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