森保J、ブラジル戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 劣勢の日本で“最も奮闘した1人”は?

左ウイングでスタメン出場となった南野拓実【写真:高橋 学】
左ウイングでスタメン出場となった南野拓実【写真:高橋 学】

伊東、南野、古橋の3トップは持ち前の攻撃力を発揮できず

<MF/FW>
■原口元気(ウニオン・ベルリン)=★★☆☆☆(→ハーフタイムOUT)

 調整遅れの守田英正がベンチ外となり、パラグアイ戦に続いてインサイドハーフで2試合連続のスタメン出場。ネイマールに激しくチャージに行き、中盤でハードワークを見せたが、守備に回る時間が長く、持ち前の攻撃力は影を潜めた。

■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★☆☆

 中盤のフィルター役としてブラジルの素早い攻撃を遅らせてピンチを未然に防ぎ、後半8分にはネイマールの決定機でシュートコースに入って顔面ブロックと守備で奮闘。PKを献上したシーンでは、うしろからリシャルリソンを倒す形でファウルを取られたが、遠藤にとっては少々厳しい判定となった。

■田中 碧(デュッセルドルフ)=★★☆☆☆

 ネイマールに対してスペースを与えず激しくチェックに行き、世界のトッププレーヤーを止めようとする意志は伝わってきた。しかし、そこからうまく攻撃に転じることができず、パスミスからゴール付近でフリーキックを献上してしまうシーンもあった。

■伊東純也(ヘンク)=★★☆☆☆(→後半27分OUT)

 右サイドを縦に突破するプレーは何度かあったが、ブラジルの左サイドバックに入ったギジェルメ・アラーナの絶妙な間合いを攻略しきれず。ボランチのカゼミーロのカバーも早く、頼みの“第1オプション”としては不発に終わった。

■南野拓実(リバプール)=★★☆☆☆(→後半27分OUT)

 前半8分に中山のカットのこぼれ球を拾ってドリブルで仕掛け、後半にもサイドでボールを持つ場面こそあったが、周囲との連係は息が合わず、シュートは0本。ファーストディフェンダーとしてチェイスで駆け回った分、消耗も大きかった。

■古橋亨梧(セルティック)=★★☆☆☆(→後半22分OUT)

 ブラジルに主導権を握られて最前線で孤立する時間帯が長く、裏への抜け出しやスピードで勝負できる場面は少なかった。そのなかで、オフサイド判定となったがゴール前でクロスに合わせてヘディングシュートを放ち、後半立ち上がりには思い切ってミドルシュートを狙うなど、積極的な姿勢は忘れなかった。

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