元イングランド代表が攻撃陣の高齢化を不安視 ウェルベック放出はマンUが犯した今季最大のミスと指摘

数年後には攻撃陣が悩みの種に

 元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は、今季のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)が犯した最大のミスを指摘した。リバプールの元主将は、DF陣の問題ではなく、イングランド代表FWダニー・ウェルベックを放出したことにあると発言。地元紙「デイリー・メール」が報じた。
 
 25日に行われるマンチェスター・ユナイテッド対チェルシーのビッグゲームを前に、キャラガー氏はマンU守備陣の経験不足に目をつけた。
「ユナイテッドの守備陣はチェルシーの攻撃陣をコントロールできるだろうか? 個人的な意見としては、ユナイテッドの経験不足な守備陣は、リーグの首位を走る、勢いに乗っている攻撃陣を封じることは難しいだろう」
 だが、リバプールのレジェンドは、マンUの抱えている真の問題に迫り、このような見解を明らかにした。
「それでは、ユナイテッドの攻撃陣はチェルシーの守備陣に脅威を与えるだろうか? 優勝を争うチームとの対戦は、ファンハールにとって就任以来最大のテストとなり、ピッチのいたるところに勝負の鍵があるだろう。少なくとも、彼の攻撃陣は、プレミアリーグにおいてベストなセンターバックコンビであるジョン・テリー、ギャリー・ケイヒルの裏をかく賢さや技術において、引けをとることはない。もし、ドリームチームをつくるとするなら、ほとんどの人がウェイン・ルーニー、ファン・ペルシー、ラダメル・ファルカオの3トップを選ぶかもしれない」
 しかし、それが数年後も維持できるかは疑問だというのだ。マンUの攻撃陣は軒並み高齢化。ギャラガー氏は「ファン・ハールは現在、守備陣の改善に苦悩しているが、数年後にはその悩みの種が攻撃陣に代わっているはずだ」と言い切る。ファン・ペルシーは31歳になり、ルーニーは金曜日に29歳になる。ファルカオは来年2月にルーニーと同じ年齢となるからだ。
「実は守備陣においてはそれほど大きな改善点を持っているとは思っていない。ルーク・ショーは19歳、フィル・ジョーンズは22歳で、マルコス・ロホは24歳だ。タイラー・ブラケットも20歳だね。ユナイテッドは新たなセンターバックを必要としているのかもしれないが、数年後には輝かしいメンバーになっているはずだよ」
 さらに、ギャラガー氏は「でも、それは攻撃陣にも同じだと言えるかい?」と切り出し、具体的な問題としてイングランドの若きストライカーの名を挙げた。
「なぜダニー・ウェルベックを放出してしまったのか。それが問題だ。ファン・ハールが彼はユナイテッドのレベルにないと発言していたが、彼には若さと勢いがある。そして、彼は移籍先のアーセナルで既に6ゴールを挙げている。これは、ルーニー、ファン・ペルシー、ファルカオのゴールを合わせた数と同じだよ。若いユナイテッドの守備陣と同じように、ウェルベックにも数年後にピークが待っている。それを見たユナイテッドは、売却したことに後悔するだろうね」
 ギャラガー氏は、マンUの場当たり的な補強を疑問視しているのだ。現時点では、守備陣には経験が不足している。だが、その一方で、同氏が指摘する通り、高い将来性を備えていることも事実だろう。将来のエース候補の放出。ファン・ハール監督が悔恨の情を抱くのはそう遠くない未来かもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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