「先発させる自信を得た」 “絶賛の嵐”冨安健洋、“ダービー”トッテナム戦で再び左SB起用か

リーズ戦では左サイドバック起用となったDF冨安健洋【写真:Getty Images】
リーズ戦では左サイドバック起用となったDF冨安健洋【写真:Getty Images】

リーズ戦で初の左SBで起用された

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋は前節のプレミアリーグ第36節リーズ・ユナイテッド戦(2-1)で加入後初めて左サイドバックとしてプレーし高評価を得たが、次節トッテナムとの「ノースロンドン・ダービー」でも引き続き左サイドで起用されると英メディアが予想している。

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 アーセナルは左サイドバックでレギュラーを張るスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが膝の手術を受けて長期離脱中。右サイドにプレミアリーグでも屈指のアタッカーであるFWハフィーニャ擁するリーズ戦では、これまでティアニーのバックアップを努めていたDFヌーノ・タヴァレスではなく冨安が抜擢された。

 冨安は対面のハフィーニャを封じ込めつつ、積極的に攻撃にも参加。攻守両面でハイパフォーマンスを見せ、不慣れなポジションにも対応したとして地元メディアからも絶賛された。

 現地時間5月12日にトップ4入りを争う直接のライバルでもある5位トッテナムとのダービーが控えているなか、複数の英メディアが冨安は引き続き左サイドで起用されると予想している。

 英メディア「90min」はシステムを4-2-3-1とし、最終ラインを右からセドリック・ソアレス、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイス、冨安と予想。冨安について「リーズ戦ではいつもと逆のサイドで素晴らしいプレー。ミケル・アルテタ監督はデヤン・クルゼフスキを止めるために再び彼を(左サイド)で先発させる自信を得た」としている。

 トッテナムの右サイドでプレーするクルゼフスキは今冬の移籍市場でユベントスから新加入したスウェーデン代表MF。プレミアリーグ初挑戦ながらここまで15試合で3得点8アシストと攻撃のキーマンとなっている。ハフィーニャに続き、今回も相手の攻撃の芽を摘む役割を期待されているようだ。

 地元メディア「Pain in the Arsenal」では右から復帰のベン・ホワイト、ロブ・ホールディング、ガブリエウ、冨安という並びに。同メディアはアーセナルがボール保持の際は3-4-3の形になる可能性を挙げ、「ポゼッション時に3バックとなった場合は冨安が前に出て中盤をサポートし、ウイングが高いワイドの位置でプレーできるようにするだろう」と攻撃面での貢献にも期待を寄せている。

 トッテナムの左サイドには絶好調の韓国代表FWソン・フンミンもいるだけに、対人での守備に優れた冨安が右サイドに戻る可能性も十分考えられる。その万能性の高さに信頼を置くアルテタ監督は冨安をどのように起用するのか注目だ。

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