開幕11戦未勝利の泥沼神戸、ロティーナ監督が嘆き シュート数33本対5本…「退場のあとガラッと変わった」

神戸を率いるロティーナ監督【写真:Getty Images】
神戸を率いるロティーナ監督【写真:Getty Images】

イニエスタ投入で「ボールを持てた」と一定の評価 ボール支配率は拮抗も…

 ヴィッセル神戸は5月8日のJ1リーグ第12節でガンバ大阪に0-2と敗れて4連敗を喫し、今季開幕から4分7敗と11戦未勝利で最下位から抜け出せずにいる。今季途中から就任したロティーナ監督は、前半に退場者を出したなかで後半にMFアンドレス・イニエスタを投入し、「ボールを持てた」と一定の評価を与えた一方、DF菊池流帆の一発退場が響き「退場のあとは試合がガラッと変わった」と嘆いた。

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 前半31分、G大阪FWパトリックの抜け出しに対して、神戸DF菊池流帆が身体を投げ出すタックルで阻止。その直後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がチェックし、主審のオンフィールドレビューを経て、池内明彦主審はパトリックの抜け出しを阻止した菊池のファウルとジャッジした。菊池のプレーが「Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity」(DOGSO/通称ドグソ/決定的な得点機会の阻止)となり、レッドカードで一発退場処分となっている。

 数的不利となった神戸だったが後半9分にFW大迫勇也を下げてMFアンドレス・イニエスタを投入。やや盛り返したものの、後半36分に右コーナーキックの流れからDFクォン・ギョンウォンに決められて先制点を献上すると、後半アディショナルタイムにはMFウェリントン・シウバに被弾し、最終的に0-2と敗れた。

 試合後、ロティーナ監督は「試合の序盤は試合に入り込むのに時間がかかった。退場のあとは試合がガラッと変わった」とターニングポイントに言及。菊池の退場で試合の潮目が変わったなか、「センターバックを入れることで守備に穴が空かないようにした。ハーフタイムにシステムを変えた」と振り返る。

 また「イニエスタが入ってからボールをより持てた」と評価。実際、ボール支配率はG大阪が55%、神戸が45%と拮抗したものになっている。しかし、シュート数は33本対5本(枠内シュート数:17本対3本)と大幅に下回り、「後半は相手にあまりチャンスを作らせずにいたが、相手に1点目を決められたことで、そこで試合が終わってしまった」と嘆いた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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