「立派」から「伝説的なチーム」に…リバプール、ビジャレアルと6年ぶり再戦で見られる“変化”

リバプールとビジャレアルがCL準決勝で対戦【写真:Getty Images】
リバプールとビジャレアルがCL準決勝で対戦【写真:Getty Images】

2016年のEL準決勝以来となる顔合わせ

 日本代表FW南野拓実が所属するリバプールはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でベンフィカを2戦合計6-4で下し、3季ぶりにベスト4へと駒を進めた。準決勝ではスペインのビジャレアルと激突。両者は2015-16シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝以来の顔合わせとなった。

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 当時のリバプールは現在チームを率いるユルゲン・クロップ監督就任1年目のシーズン。EL決勝進出を懸けた激突は第1戦をビジャレアルが1-0、第2戦をリバプールが3-0とそれぞれがホームゲームで勝利を収めたが、2試合合計スコア3-1でリバプールが決勝進出を果たしていた。舞台をCLに移し、6年ぶりの再戦となる。

 英紙「リバプール・エコー」は「ビジャレアルとの最後の対戦からリバプールイレブンに何が起きたのか」と見出しを打ち、リバプールの陣容の変化に注目している。

 当時のリバプールは第1戦、第2戦ともに守備陣は同じスタメンで、ゴールマウスに元ベルギー代表GKシモン・ミニョレ(現クラブ・ブルージュ)。最終ラインには右から元イングランド代表DFナサニエル・クライン(現クリスタル・パレス)、クロアチア代表DFデヤン・ロブレン(現ゼニト・サンクトペテルブルク)、元コートジボワール代表DFコロ・トゥーレ(引退/レスター・シティコーチ)、元スペイン代表DFアルベルト・モレノ(現ビジャレアル)の4人が並んだ。

 中盤は第1戦が元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー、元ブラジル代表MFルーカス・レイヴァ(現ラツィオ)、ウェールズ代表MFジョー・アレン(現ストーク・シティ)の3人。第2戦は右から元イングランド代表MFアダム・ララーナ(現ブライトン)、ドイツ代表MFエムレ・ジャン(現ドルトムント)、ミルナー、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(現アストン・ビラ)の4人が並ぶ形だった。

 そして前線は第1戦が右からララーナ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、コウチーニョの3トップ。第2戦はフィルミーノと元イングランド代表FWダニエル・スタリッジ(現パース・グローリー)が縦に並ぶ2トップだった。ベンチ入りメンバーを含め、現在もチームに残っているのはフィルミーノとミルナーの2人だけだ。

 このシーズンにELで惜しくも準優勝に終わったリバプールだが、その後はクロップ監督のもとで大躍進。17-18シーズンにCLで準優勝、翌18-19シーズンに14年ぶりのCL制覇を達成。さらに、19-20シーズンはプレミアリーグ優勝とビッグタイトルを立て続けに獲得。各ポジションに世界屈指のタレントが揃い、現時点で欧州最強のクラブの1つと言っても過言ではないだろう。

 この6年間での変化について記事では「リバプールは2016年の時点で立派なチームだったが、今や伝説的なチーム」と記された。また、「(リバプールは)2016年も決勝進出の有力候補だったが、2022年も再びそうなるだろう」と今季のCLの優勝候補に推されている。

 6年ぶりとなるリバプールとビジャレアルによる準決勝はどのような結果が待っているだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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