マジョルカ久保は「ファンタスティック」 スタメン落ち→奮起、“アギーレの賛辞”に海外注目「メキシコ人の目を満たした」

久保建英は後半から途中出場【写真:Getty Images】
久保建英は後半から途中出場【写真:Getty Images】

アトレティコ戦でベンチスタート、後半途中出場から出場し存在感発揮

 スペイン1部マジョルカに所属するMF久保建英は、現地時間4月9日のリーガ・エスパニョーラ第31節アトレティコ・マドリード戦で途中出場。得点には絡めなかったものの、攻撃の流れを呼び込んだプレーを披露したなか、ハビエル・アギーレ監督が送った賛辞に海外メディアが注目している。

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 アトレティコとの前回対戦(第16節/2-1)で決勝ゴールを叩き込んだ久保。この試合でも活躍に期待が懸かったなか、先月24日にマジョルカの新指揮官へ就任したアギーレ監督は、ベンチスタートとさせることを決断する。試合後、その理由について同監督は「1週間、スタメンとして練習していたが、私は全く気に入らなかった。最終的に彼を外し、どうして先発しないか説明した」と明かした。

 アギーレ監督曰く、練習でのプレーが気に入らず無気力に感じられたというが、それでも「出場するには相応しかった」との判断のもと、後半9分からMFイ・ガンインに代わって出場。すると、マジョルカの攻撃が循環し始め、久保は切れ味鋭い突破で相手のファウルを何度も誘発し、カードも出させるなど脅威を与え続けた。

 チームは後半21分に獲得したPKをFWベダト・ムリキが冷静に沈めて1-0で勝利。アギーレ新体制で初勝利を挙げるとともに、アトレティコから再び金星を手にし、残留圏内の暫定17位に浮上した。スタメン落ちに奮起するかのように、存在感を発揮した久保のプレーについて、アギーレ監督は「タケは、この1週間はスタメンだったし、(試合で)それを見せてくれたので、とても熱心だった。今日のようなプレーをすればチームにとってファンタスティック。より良いタケだった」と賛辞を送った。

 この言葉を受けて、メキシコメディア「mediotiempo」は「アトレティが試合の大半を支配していたため、クボが輝く機会はなかなかなかったが、ピッチにいた時間、彼はメキシコ人の目を満たした」と報道。前回対戦に続くゴールでの貢献とはならなかったものの、随所に持ち味を示したプレーで指揮官を納得させたことを指摘していた。

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