浦和が9試合目で3戦目の退場者 ホーム清水戦で先制も数的劣勢の展開で無念のドロー決着

先制ゴールを決めた浦和FW江坂任【写真:高橋 学】
先制ゴールを決めた浦和FW江坂任【写真:高橋 学】

江坂のPKで先制するも、伊藤の退場で1人少なくなって同点に追いつかれる

 浦和レッズは4月6日、J1リーグ第7節の清水エスパルスをホームに迎え撃ったが、1-1で引き分けた。今季のリーグ9戦目で早くも3試合目の退場者を出す展開で勝ち点を落としている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 浦和は前節に途中出場で加入後の初出場になったMF松尾佑介が初スタメンに入った。立ち上がりからボールを支配しながら清水を押し込んでいくと前半31分、FW江坂任のスルーパスに抜け出したFWキャスパー・ユンカーがGK権田修一に倒されてPKの判定。これを江坂が冷静に蹴り込み、同33分の先制ゴールになった。

 ゴールを喜ぶ浦和の選手たちは、2日の北海道コンサドーレ札幌戦で左膝に全治6カ月の重傷を負ったDF犬飼智也の「13番」のユニフォームを囲んで、カメラ越しにメッセージを送った。浦和が1-0でリードし、前半を終えた。

 後半に入っても浦和ペースで立ち上がったが後半8分、松尾のシュートがこぼれた所に飛び込んでいったMF伊藤敦樹が相手選手へのファウルでこの試合2枚目のイエローカードを提示されて退場処分に。すでに1枚イエローカードを受けている選手としては軽率なプレーと言わざるを得ず、浦和は残り時間10人での戦いを余儀なくされた。

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督はユンカーとDF馬渡和彰に代え、MF安居海渡とDF宮本優太を投入。数的不利ながら、直後に松尾とMFダヴィド・モーベルグに決定機を生み出したがいずれも決められなかった。一方の清水は3枚の交代を行って攻撃的な圧力を強めた。

 すると同24分、セットプレーの流れからクロスが入るとファーサイドで長身DFヴァウドがヘディングシュートを決め、1-1の同点に追いついた。

 勝ち越しゴールを狙った清水が攻め込む一方で、浦和は4-4-1のブロックを作りながらラスト10分でMF明本考浩とMF関根貴大を入れてカウンターの機会をうかがう形になった。しかし、両者ともに勝ち点3を掴み取るゴールを生み出すことはできず、試合はこのまま引き分けた。

 浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)との日程による先行開催2試合を含むリーグ9試合目にして、後半途中に退場者を出すのがすでに3試合目。そのすべてのゲームで勝利を逃しているだけに、思うように勝ち点を伸ばせない原因の1つになってしまっている。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング