浦和監督、“エキサイト”の札幌戦で攻勢かなわず 課題の敵地で4戦未勝利「勝ち点3を逃した」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

浦和は札幌戦で1-1のドロー

 浦和レッズは4月2日のJ1リーグ第6節北海道コンサドーレ札幌とのアウェーゲームに1-1で引き分けた。先制するも追いつかれ、さらに退場者を出した相手を攻めきれなかった試合に、リカルド・ロドリゲス監督は「勝ち点3を逃したという印象」と話した。

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 浦和はこの札幌戦に向け、3月29日のトレーニングを公開練習にしていた。そこでは、この札幌戦に向けての対策という形で、4-3-3に近い形で相手の攻撃を止めに行くトレーニングがされていた。実際にこの試合のピッチでも反映された部分が多く、GK西川周作は「札幌対策を徹底してやれた部分があったので、失点以外の所では練習でできたことをそのままできた所が多かった。非常に守りやすく整理されていた」と手応えを感じたという。

 そうしたなかで、右サイドからの攻撃で切り崩すとPKを獲得し、MFダヴィド・モーベルグがデビュー戦からの2試合連続ゴールで先制。その後もマンツーマン気味に前線からプレスに出る札幌の背後を突いた攻撃や、モーベルグのラストパスからFWキャスパー・ユンカーが狙った決定機もあったが、そこでゴールを奪えなかった。

 ロドリゲス監督は試合後、終わってみてからの印象として「前半で追加点を取れなかった所は悔やまれる所だった。1点取った後にもいくつかチャンスがあって、セットプレーでもチャンスがあり、ユンカーのシュートも惜しいものがあった。そういった場面で追加点が取れなかったことが悔やまれる部分」と話した。

 逆に後半はコンディションがまだ100%ではない面があるユンカーとモーベルグを後半11分という早い段階で交代せざるを得ず、5バック気味にしてカウンターに軸足を置いたタイミングで追いつかれてしまった。その後、札幌が退場者を出したことで再び浦和は攻勢に出たが、主審のゲームコントロールにも両チームがエキサイトする場面が増えてしまい、ファウルの笛や倒れた選手への対応で試合はぶつ切りに。結果的に後半のアディショナルタイムは13分を数えたが、1-1で試合は終了した。

 ロドリゲス監督は「勝ち点3を逃したという印象。難しい相手で簡単な試合にはならないと思っていたが、その中で勝ち点3を取ることができなかった」と無念の表情を浮かべたが、これで8試合を終えて2勝2分4敗の勝ち点8と成績は伸び悩んでいる。

 就任2年目の指揮官は、昨季を踏まえた今季の課題の1つにアウェーゲームで勝ち切ることを挙げていたが、ここまでのところ成績は1分3敗の未勝利。この課題を克服できなければ、上位に進出していくことは難しくなりそうだ。

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