「課題はそう簡単ではない」 ドイツ監督が抱く同組日本の印象は?「刺激的なグループ」

ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督【写真:AP】
ドイツ代表を率いるハンジ・フリック監督【写真:AP】

カタールW杯でドイツはスペインや日本、大陸間プレーオフの勝者と同居

 日本代表は現地時間4月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会で、スペインやドイツと同じE組に入った。ドイツ誌「キッカー」では、同国代表のハンジ・フリック監督による組み分けへのコメントを報じている。そして、「日本とテストマッチをする予定だった」という内情も明かされている。

 FIFAランキングをもとにしたポット分けで進められた抽選会では、第1ポットからスペイン、第2ポットからドイツの入ったE組に、第3ポット以降のどのチームが入るか注目された。そのなかで、第3ポットからE組のくじを引いたのは日本となり、第4ポットは北中米カリブ海のコスタリカとオセアニアのニュージーランドによる大陸間プレーオフの勝者が入ることになった。

 ドイツは前回のロシアW杯でグループ敗退、昨年の欧州選手権(EURO)ではベスト16敗退という苦しい時期を過ごしたが、その後に就任したフリック監督は見事にチームを立て直し、欧州予選では10試合を9勝1敗で首位通過を決めている。

 国内の名門バイエルン・ミュンヘンで手腕を発揮した経験を持つ指揮官は「刺激的なグループであり、課題はそう簡単ではない」とした上で、日本について「ブンデスリーガの選手が多く、クオリティが高い」とコメントしている。

 その上で同紙では「フリック監督のテストマッチ計画は、この抽選結果によって頓挫してしまった。本当は日本とのテストマッチがあるはずだったのだが、それは実現しないことになった」と、日本とドイツによる親善試合が本大会前に行われる計画があったという内情も伝えた。

 フリック監督の言葉通り、もう10年以上にわたってドイツではコンスタントに日本人選手がプレーしている。同組に入ったことで親善試合が不可能になったのは残念だが、本大会の初戦で「本気のドイツ」との対戦がどのようなものになるのか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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