ノルウェーはハーランドの2ゴール含む9得点でアルメニアに快勝

　ノルウェー代表は現地時間3月29日に行われたアルメニア代表との親善試合で9-0と快勝した。ゴールラッシュの口火を切ったFWアーリング・ブラウト・ハーランドのプレーに対し、ファンから「レベル違う」「人間じゃない」といった声が上がっている。

　現在21歳のハーランドは2020年1月にドイツ1部ボルシア・ドルトムントに加入。在籍2年間で公式戦79試合80得点と驚異的なペースで得点を量産。今夏の移籍市場においては、同世代のフランス代表FWキリアン・ムバッペ（パリ・サンジェルマン）とともに去就が大きな注目を集めている。

　ノルウェー代表は欧州選手権（EURO）2020に続き、カタール・ワールドカップ（W杯）の出場権を逃しているなか、3月29日に行われたアルメニア代表との親善試合では圧巻のパフォーマンスを披露した。

　前半24分、敵陣でボールを奪うとMFモハメド・エルユヌシは浮き球のラストパスを送る。少しパスが流れたと思われたが、裏に抜け出したハーランドはジャンプをして左足アウトサイドで流し込んだ。

　さらに4-0とリードで迎えた前半アディショナルタイム、MFクリスチャン・トルストベットのハーフライン付近からのロングボールを受けたハーランドは、自身の左斜め前へ完璧なトラップ後に左足を振り抜き、追加点を奪った。

　米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」がこの2ゴールの映像を公開すると、ファンからは「1点目イブラみたい」とスウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチ（ACミラン）の十八番であるアクロバティックなシュートを連想させたという声も。さらに「レベル違う」「人間じゃない」「モンスター」といった、驚愕のコメントも寄せられた。

　しかし、ハーランドは2点目のシーンで相手に激しく削られて前半のみで交代。試合はその後、後半にも4点を加えたノルウェーがアルメニア相手に9-0の快勝を収めた。