同点弾の吉田麻也、絶好の勝ち越しチャンス逸に海外メディア言及 「とんでもない失敗」

同点ゴールを決めたDF吉田麻也【写真:高橋 学】
同点ゴールを決めたDF吉田麻也【写真:高橋 学】

スペインと韓国のメディアが後半33分のシュートミスのシーンを速報

 森保監督率いる日本代表は、3月29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節ベトナム戦で1-1のドローに終わった。キャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)は意地の同点弾を挙げた一方で、後半33分に決定機を外しており、海外メディアは「とんでもない失敗」と速報している。

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 日本は3月24日の敵地オーストラリア戦に勝利し、B組の2位以上と本大会出場を決めたなか、大幅なメンバー入れ替えを実施。最終ラインの吉田とDF山根視来(川崎フロンターレ)を除く9人がスタメン変更し、前線ではオーストラリア戦で2ゴールのFW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)、FW上田綺世(鹿島アントラーズ)、FW久保建英(マジョルカ)が3トップで並んだ。

 スムーズさを欠きながら個人技で打開を図った日本だったが、前半20分に最初のコーナーキックをベトナムに与えると、DFグエン・タイン・ビンにヘディングで叩かれて失点。1点を追うなかで後半からFW伊東純也(ヘンク)を投入し、システムを4-2-3-1に変更して反撃を試みる。

 すると後半9分、トップ下に入った久保のパスを受けたMF原口元気(ウニオン・ベルリン)がミドルを放ち、攻撃参加していた主将の吉田が押し込んで1-1の同点に追い付いた。その後、後半16分にMF守田英正(サンタ・クララ)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、FW南野拓実(リバプール)を同時投入。日本がネットを揺らす場面もあったが、ハンドやオフサイドで取り消されて追加点を奪えず。ボール支配率66.6%対33.4%、シュート23対1と圧倒しながら、1-1のまま終了した。

 吉田は試合後、「自分自身も、2得点、3得点のチャンスがあったなかで、得点を重ねられなかったのは歯がゆい」と悔しさをにじませたが、その象徴的なシーンの1つが後半33分の場面だろう。

 コーナーキックの2次攻撃からDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)が放ったヘディングシュートを相手GKが弾いたところ、至近距離から吉田が押し込みにいくも左足シュートはキックミスとなって枠外に飛んでしまい、ビッグチャンスを逃してしまった。

 スペインメディア「VAVEL」は試合経過で「吉田の信じられないミス」と触れ、韓国紙「朝鮮日報」も吉田がピッチを叩いて悔しがる写真とともに、「とんでもない失敗」と伝えていた。

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