昨季の本田のライバルが過激な監督批判 太り過ぎ疑惑のQPRターラブが「レドナップは練習を見もしない」

ターラブが監督批判を展開

 QPRのモロッコ代表FWアデル・ターラブは、体重オーバーと酷評されたハリー・レドナップ監督に「あいつは練習を見もしない」とかみついた。英地元紙「デイリー・メール」が報じた。
 昨季1月からACミランに期限付き移籍し、日本代表FW本田圭佑とポジションを争ったターラブと、所属するQPRのレドナップ監督が激しい舌戦を繰り広げている。
 まず指揮官が、2-3で敗れた19日のリバプール戦後の記者会見でモロッコ人ウインガーの練習態度と、約19キロの体重オーバーだと指摘した。
 これにターラブが激怒した。今季3試合出場で出場時間はわずか合計25分と出番を失っている男は「あいつはほとんどオフィスにいる。電話を切ると5分か10分ぐらい練習場に降りて来る。あいつは指導しないんだ。それでリバプールに先発させる考えがあると言っていたんだけどね」と猛然と監督批判を始めた。
 実際には、レドナップ監督はターラブをリバプール戦のメンバーにも入れず。失意のターラブは、自宅でストーク・シティ対スウォンジー戦を観戦している間に、レドナップ監督は記者会見でターラブ批判していたのだ。
「僕はプロだ。これは復讐ではない。自分の評価を守るためなんだ。僕はリザーブゲームで90分間プレーした。もしも、試合で走れなければ、彼は僕を下げただろう。もしも、自分自身のプレーができていないとすれば、それはリザーブチームでのプレーだからだ。僕は自分自身を守らなければいけない」
 ターラブは、自らの正当性を主張し始めた。
「僕がスタンドにボールを蹴り込まなかったからチームは負けたんじゃない。僕の仕事は決定機をつくり、ゴールを決めること。彼はもっとタックルを仕掛けることを求めているのかもしれないが、僕はそういうタイプの選手ではない。リーグ戦でプレーしなければ、本当の意味で体調は上がらない。6時間、7時間練習してもコンディションは上がらないんだ」
 そう言い放ったウインガーは、Tシャツをめくり、そこそこ引き締まった腹部を記者に披露したという。そして、練習内容にも、その鋭いヤイバの矛先を向けた。
「練習は、ミランほどのスタンダードに至っていない。他の監督の練習レベルでもないだろう。厳しさが足りないから、選手もやる気が出ない。トットナムの数年前と同じだ。ウェストハム戦後におまえらフィットしていないとか、何が足りないとか、いろいろ言っていた。だが、問題はわれわれにゲームプランが存在しないことなんだ。どうプレスをかけたらいいのか分からないし、ただ走っているだけ。脳みそを使う必要があるのにね」

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