日本に屈した豪州、監督解任の危機 現地報道「来週にも退任」、ビエルサ氏ら後任候補へ浮上

オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督【写真:AP】
オーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督【写真:AP】

W杯アジア最終予選の日本戦で0-2敗戦、アーノルド監督解任の噂が過熱

 オーストラリアはカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第9節で日本に0-2で敗れ、グループB・3位が確定。プレーオフへ回ることになったなか、本大会への自動出場権獲得を逃したことで、グラハム・アーノルド監督解任の噂が過熱している。

 指揮官への逆風は強まる一方だ。オーストラリアメディア「FTBL」によれば、オーストラリアサッカー連盟(FFA)はこれまでアーノルド監督を支持してきたが、予選突破を逃してプレーオフに回ったことで指揮官への信頼が揺らぎ始めているという。日本戦の結果を受けて、解任の危機が迫っており、記事では「早ければ来週にも退任する可能性がある」という。

 オーストラリアは現地時間3月30日にサウジアラビアとの予選最終戦を控えているが、FFAはプレーオフを見据えて早々に監督交代に踏み切る可能性があるようだ。

 とある関係者は「FTBL」に対し、「彼(アーノルド)は非常に難しい立場に立たされている。これは結果重視のビジネスである、最近の結果は十分でなかった」と語っているという。現体制のままではプレーオフを勝ち抜けるかどうかも疑問視されており、監督交代による“再起動”が予選突破の望みをつなぐ最も現実的な手段だと考えられているという。

 アーノルド監督解任の場合、その後任にはリーズ・ユナイテッドを退任したばかりのマルセロ・ビエルサ氏やメルボルン・ビクトリーのトニー・ポポビッチ監督、マルチェロ・リッピ氏、アンドレ・ビラス・ボアス氏、ベルト・ファン・マルワイク氏といった名前が取り沙汰されている。

 低迷する“サッカルーズ”はこの危機を乗り越え、5大会連続となるW杯出場の権利を勝ち取ることはできるのだろうか。

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