スペインの2強レアル、バルセロナとの獲得レースもいよいよ決着か

　ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、今シーズンの公式戦22試合で23得点6アシストを記録し、驚異的な得点力を示し続けている。今夏の移籍が有力視されているが、ドルトムントのスポーツ・ダイレクターを務めるマティアス・ザマー氏は、イングランド1部マンチェスター・シティからのオファー額に衝撃を受けたという。英紙「メトロ」が報じている。

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　ヨーロッパの多くのトップクラブが、ハーランドの獲得に関心を示してきた。現時点では、スペイン1部のレアル・マドリードとFCバルセロナ、そしてマンチェスター・シティの3クラブが新天地の候補として名前が挙げられている。

　バルセロナのシャビ監督は今月、負傷からの復帰を目指していたハーランドに会うために、ドイツへ渡ったとも報じられていた。しかし、プレミアリーグ王者のシティが、ハーランドの獲得を今月末までに発表する可能性があるようだ。ドイツ紙「ビルト」は、「4月30日までに6300万ポンド（約98億円）の契約解除条項を活用しなければならない」と報じている。

　そして、ザマー氏によると、すでに金額についての交渉も始まっているようだ。バイエルン・ミュンヘン時代にシティのジョゼップ・グアルディオラ監督と仕事をしていたザマー氏は、ハーランドがシティに加入した場合、世界的な監督とストライカーが「互いにとって有益になるだろう」とコメントした。

　すでに契約が合意に達したかについては、「今日、昨日、一昨日までは、何も聞いていない。シティが彼を追っているのは知っているけれどね」とコメント。だが、契約に関する金額は把握しているようで、「数字を見て、鞭打ち状態になったよ！　失神した。妻に迎えに来てもらわないといけない状態だった。それによれば、可能だと思う」と、シティが獲得に近づいていることを匂わせた。

　英国内では、シティがハーランドを獲得した場合、週給50万ポンド（約7800万円）の契約を結ぶとされており、プレミアリーグ史上最高給取りになるという。今季の開幕前は、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に迫っていたが、いよいよ世界的なセンターフォワードを獲得することになるのだろうか。