「413」得点のベンゼマ、英雄アンリ超え フランス人選手の史上最多得点記録者に
マジョルカ戦で2得点、ティエリ・アンリ氏のキャリア通算得点数を上回る
レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは現地時間3月14日のリーガ・エスパニョーラ第28節マジョルカ戦(3-0)で2得点を決めた。これでキャリア通算得点を「413」に伸ばし、ティエリ・アンリ氏を超えてフランス人選手の史上最多得点記録者になったとフランスの国際ニュース専門チャンネル「France24」が伝えている。
“白い巨人”の攻撃を牽引するベンゼマ。マジョルカ戦ではまず後半10分にブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの先制ゴールをアシスト。そして同32分にPK、同37分には左からのクロスにヘディングで合わせるシュートで2得点を奪った。チームの全得点に絡み、マジョルカ撃破の立役者となっている。
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この2得点でベンゼマはキャリア通算得点を「413」とした。内訳はレアルで311得点、リヨンで66得点、そしてフランス代表で36得点。アーセナルやバルセロナなどで活躍したティエリ・アンリ氏の411得点を抜いてフランス人選手の史上最多得点記録者となった。
ベンゼマは今季リーガで22得点をマーク。得点ランキングで2位のヴィニシウスに8点差をつけてトップを独走中で、リーガでは自身初の得点王獲得も現実的な状況だ。また、カップ戦も含めた公式戦での得点数は「32」となり2011-12シーズンの記録に並んだ。あと1点で、レアルでの1シーズン最多得点記録も更新する。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍していた2018年シーズンまではどちらかといえばチャンスメークに徹していたベンゼマだが、ロナウド退団後はその得点力を遺憾なく発揮している。34歳となったが今がキャリアの全盛期と言っても過言ではないだろう。