マジョルカ、レアル戦勝利の条件は? CL突破と油断、開き直り、久保建英の“ふてぶてしいプレー”に期待

マジョルカは3月14日にレアル・マドリード戦を控えている【写真:島田 徹】
マジョルカは3月14日にレアル・マドリード戦を控えている【写真:島田 徹】

久保にとって、レアル戦はチームの命運と自身の将来を左右する試合に

 リーガ前半戦のレアル戦でマジョルカは開始早々の3分にミスから先制点を許し、アセンシオのハットトリックなどで1-6と大敗した。久保もカンテラ選手のDFミゲル・グティエレスを切り崩すには至らず、FWカリム・ベンゼマとの接触プレーから膝を負傷し、長期離脱した。

 おそらくこの時の怪我は東京五輪から休養なしで出場を続けたことによる蓄積疲労が遠因にあったのではないか。あれから約半年。レンタル先でレギュラーの座を確保し調子を取り戻しているところを所属クラブへ証明できるのか――。

 1試合だけでシーズン全体の評価を変えることはできない。それでも少なくとも一番インパクトがあり、活躍すればそれがそのまま勝負強さに直結して世論を味方にできる舞台になのは間違いない。現チームの命運を握り、自身の将来を左右しかねない試合に20歳の青年が臨む。

(島田 徹 / Toru Shimada)



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島田 徹

1971年、山口市出身。地元紙記者を経て2001年渡西。04年からスペイン・マジョルカ在住。スポーツ紙通信員のほか、写真記者としてスペインリーグやスポーツ紙「マルカ」に写真提供、ウェブサイトの翻訳など、スペインサッカーに関わる仕事を行っている。

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