セルティック前田は「成功へ導こうとしている」 献身プレーをOB称賛「素晴らしい」

セルティックFW前田大然が5試合ぶりのゴール【写真:Getty Images】
セルティックFW前田大然が5試合ぶりのゴール【写真:Getty Images】

リビングストン戦で5試合ぶりの得点、クラブOBがパフォーマンスへ言及

 スコットランド1部セルティックは3月6日(現地時間)、リーグ第30節でリビングストンと対戦し、3-1で勝利した。この試合に先発出場した日本代表FW前田大然は、5試合ぶりとなるゴールをマーク。そんななか、セルティック専門メディア「67 HAIL HAIL」は、ゴール以外の前田の貢献について触れている。

 昨年末にMF井手口陽介、DF旗手怜央とともにセルティックへ移籍した前田は、デビュー戦となったリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)の開始4分でいきなり初得点を記録。出場3戦目の第25節マザーウェル戦(4-0)でもゴールと好調なスタートを切った。しかし、その後は4試合ノーゴールでリビングストン戦を迎えていた。

 前田は前半14分に相手のハンドを誘発してPKを獲得。このPKはスコットランド代表MFカラム・マグレガーが失敗したが、その3分後には前田がCKの流れから、GKが弾いたボールをゴールに押し込み、先制点を記録した。

 1得点にPK奪取と、攻撃面での活躍が光った前田だが、「67 HAIL HAIL」は前田の献身的なプレーを評価した。クラブOBの元スコットランド代表DFピーター・グラント氏は、この試合の終盤、ポルトガル人FWジョタが最終ラインのカバーに入ったことを指摘し、互いをカバーする動きが、チームの強さの秘訣だと英衛星放送「BBC」で語った。

 これに対して「67 HAIL HAIL」は「こうした動きはアンジェ(・ポステコグルー監督)のチームでは、すべての時間帯で見られる。今日の試合だけを見ても、この一度以外にも、そうした場面は見られた」と指摘し、さらに「攻撃的な選手からこうした動きが見られるのは、より喜ばしいことだ。またしても、前田大然は相手を抑える動きに極めて精力的だった。彼はリビングストンのDFだけでなく、MFに対しても、ボールを持った時に時間を与えなかった。あのようなエネルギーは、素晴らしいものだ。サポーターに対しても、どれだけ与えられたタスクをこなし、チームを成功へ導こうとしているのが伝わる」と前田を評価した。

 得点を挙げられなかったことで、一部では批判も上がり始めていた前田だが、1ゴールを挙げたリビングストン戦では、あらためてゴール以外の貢献度も評価されている。

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