“来日10年”G大阪FWパトリックが明かす異文化への戸惑い、親近感、日本人の心 「2番目の故郷ではなく、一番のホーム」

「ガンバの歴史に自分の名前を刻みたい」と力強く語る【写真:ガンバ大阪提供】
「ガンバの歴史に自分の名前を刻みたい」と力強く語る【写真:ガンバ大阪提供】

2022年シーズンの目標は13ゴール以上&タイトル獲得

 パトリックは今、日本のことを「2番目の故郷ではなく、一番のホームと呼べる国」と表現する。「昔であれば、ブラジルに帰りたいと思うこともあったんですが、今は日本にいたら、ブラジルに帰りたいということはないくらいです」。そんな34歳のストライカーは、22年シーズンに高いモチベーションで臨んでいる。

「ガンバはタイトル獲得であったり、自分たちの目標を果たせるだけの力はあると思っています。個人的には、去年(13得点)よりも多くのゴールを獲ること。自分の名前をガンバの歴史に刻めるような選手になりたいです。(日本語で)サポーターのみなさん、いつもチームのために応援ありがとうございます。今シーズンも僕たちのことを信じ続けてほしいと思います。ピッチに入ってから、ピッチをあとにするまで、ベストを尽くすことを誓います」

“日本人の心”を胸に、ガンバ大阪のために全身全霊を注ぐパトリックのプレーから今季も目が離せない。

[プロフィール]
パトリック/1987年10月26日生まれ、ブラジル出身。パイサンドゥ―ヴィラ・リカ―サンタ・クルズ―サルグエイロ―イカザ―デモクラタ―ヴェラ・クルズ―サンジョゼ―アメリカーノ―ミスト―ヴァスコ・ダ・ガマ―ヴィラ・ノヴァ―アトレチコ・ゴイアニエンセ―川崎―甲府―フォルトレーザ―ガンバ大阪―広島―ガンバ大阪。J1通算236試合81得点。強靭なフィジカルと決定力を武器に、最前線で存在感を発揮する生粋のストライカー。来日10年目、日本への愛は外国籍Jリーガーの中でも随一を誇る。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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