「完全にカード対象」 柏対横浜FMでまたも2人退場、元日本代表DFは判定をどう見る?

柏とマリノスの一戦でも2選手が退場処分に【写真:小林 靖】
柏とマリノスの一戦でも2選手が退場処分に【写真:小林 靖】

【栗原勇蔵の目】畠中のイエロー2枚目は100%対象、岩田は微妙ながら決定的な得点機会の阻止に該当か

 横浜F・マリノスは2月27日、J1リーグ第2節柏レイソル戦で1-3と敗れた。前日のジュビロ磐田対清水エスパルスで2人の退場者が出ていたこともあり、DF畠中槙之輔とMF岩田智輝の退場はSNS上でも反響を呼んだが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「妥当な判定」との見解を示している。

 横浜FMは前半5分、DF永戸勝也のシュートがGKに弾かれたリバウンドへ反応したブラジル人FWアンデルソン・ロペスのゴールで幸先よく先制する。

 しかし、同点に追いつかれて迎えた前半35分、畠中がドリブルを仕掛けてきた柏FWドウグラスを倒し、同30分に続いてこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場処分。数的不利となった横浜FMは、柏に主導権を握られる展開が続き、後半15分にミスからドウグラスに勝ち越しゴールを奪われた。

 反撃に出たい横浜FMだったが、後半39分に岩田がカウンターを狙った柏FW細谷真大を倒してイエローカード。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により、レッドカードへ判定が変わって退場処分となり、2人少なくなった状況で同アディショナルタイムにも追加点を奪われ、1-3で敗れた。

 今季J1はここまで20試合が開催され、イエローカードは43枚、レッドカードは9枚提示されており、2月26日に行われた磐田対清水でも、磐田側から2人の退場者が出て反響を呼んでいる。そのなかで、現役時代に球際のデュエルを得意とした栗原氏は、横浜FMの2選手への退場判定は妥当と見ているようだ。

「畠中はハムストリングの違和感を覚えた直後に(柏FWの)ドウグラスと1対1になって、“最後のあがき”で2枚目のイエローカードでした。これはもう完全にカード対象です。岩田はすごく微妙ですけど、(決定的な得点機会で)ファウルをしなければおそらくGKと1対1になっていたと思います。裏のボールの処理で(柏FWの)細谷が思った以上に速くて入れ替わられそうになったので、手を使ってしまった感じですね。ほぼ妥当な判定だと思います」

 Jリーグは今季、FIFA(国際サッカー連盟)競技規則に基づくレフェリングスタンダードで、「(1)選手生命を脅かすようなプレー」「(2)ハンドの反則」「(3)オフサイド」「(4)ベンチマナー」をテーマに掲げており、開幕から判定に大きな注目が集まっている。

[プロフィール]
栗原勇蔵(くりはら・ゆうぞう)/1983年9月18日生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。

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