アーセナルMFの主将マーク“拒否疑惑”、監督が真っ向否定 「次はキーランの番だった」

アーセナルMFジャカ【写真:Getty Images】
アーセナルMFジャカ【写真:Getty Images】

スイス代表MFジャカ、主将マーク受け取りを拒否したと現地で話題

 アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカが現地時間2月19日のプレミアリーグ第26節ブレントフォード戦(2-1)で途中交代した元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットからキャプテンマークを受け取るのを拒否したのではと話題になっている。

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 昨年8月のプレミアリーグ開幕戦でよもやの黒星を喫したブレントフォードとの再戦。アーセナルは後半3分にイングランド代表MFエミール・スミ・スロウのゴールで先制する。さらに同34分にイングランド代表FWブカヨ・サカが追加点をゲット。今季活躍が目覚ましい2人の得点で勝利を手繰り寄せた。終了間際に1点を返されたが、そのまま2-1で逃げ切り、半年前の雪辱を果たした。

 2点リードで迎えた後半39分、キャプテンとしてスタメン出場していたラカゼットがFWエディ・エンケティアとの途中交代でピッチを後にした。ラカゼットはキャプテンマークをエンケティアに渡し、エンケティアはそれをジャカへ渡そうとしたが受け取らなかったという。キャプテンマークは結局、次期キャプテンとの呼び声も高いスコットランド代表DFキーラン・ティアニーに渡されている。

 ジャカはクラブの元キャプテンだが、2019年にファンに対する問題行為によってキャプテンを剥奪された過去がある。この場面では腕章を再び手にするのを拒否したのではと見られていた。

 英紙「デイリー・ミラー」はこの件に関するミケル・アルテタ監督のコメントを伝えている。スペイン人指揮官は「次はキーランの番だった。理由はそれだけだ。おそらくエディはメッセージを受け取っておらず、グラニトからキーランに渡すように言われたのだろう」とコメント。ジャカが受け取りを拒否したという疑惑についてきっぱりと否定した。

 地元メディア「フットボール・ロンドン」のカヤ・カイナック記者も自身のツイッターを通じてジャカがキャプテンを拒否したという見立てを否定。ラカゼットは最初からキャプテンマークをティアニーに渡そうとしていたものの、ティアニーがスローインの準備をしていたために渡せず、プレーが再開する間際だったためジャカもエンケティアにそのまま持っているように指示したというのが真相のようだ。同氏は「ジャカが責任を拒否し、コミットメントが欠如していたというのは少し大げさだ」とジャカを擁護した。

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