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清武早くも大ピンチ! セビージャがネイマールを操った天才に加え、伊代表のレフティ司令塔の獲得発表
サンパウロからガンソ、パレルモからバスケス獲得
日本代表MF清武弘嗣が加入したセビージャに、イタリア代表招集歴を持つパレルモのフランコ・バスケスが強力ライバルとして加入することが決定した。セビージャが、クラブ間で移籍交渉が合意に達し、選手とは5年契約を結ぶことを発表している。
さらに、ブラジルのサンパウロからMFガンソの獲得も正式発表された。運動量はないが、絶大なテクニックを誇り、かつてネイマールを操った天才司令塔だ。清武が主戦場とするトップ下に、一気に2人の実力者が加入することが決まった。清武にとっては想像以上の試練が加入初年度から訪れることが決まった。
一足先に合意が発表された華麗なレフティ、バスケスは、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長をメール攻勢と泣き落としで説得していたことが明らかになった。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が会長のコメントを報じている。
バスケスは昨夏にもパレルモから名門クラブへの移籍が取り沙汰された。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランへの移籍にも、選手サイドは前向きだったという。しかし、そこにストップを掛けたのはザンパリーニ会長だった。すでにユベントスへアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを放出してしまっていたため、二枚看板のうちバスケスを残すことを決断。全てのオファーを拒絶し、パレルモ残留が決まっていた。
今夏の移籍市場で再び注目銘柄となったバスケスだったが、セビージャから届いたオファーは1500万ユーロ(約17億円)と、ザンパリーニ会長を納得させるものではなかった。ザンパリーニ会長はイタリアでやり手の会長として知られ、選手をビッグクラブに高値で売却して利益を得る手腕には定評がある。そこで危機感を覚えたバスケスは、会長に対して移籍願望を必死に訴えたという。ザンパリーニ会長は、苦々しい思いを込めながら語っている。