トレーナーのゲラールツ氏も「全体練習に戻った」と状況を説明

　ベルギー1部リーグで首位に立つロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表MF三笘薫が、いよいよ戦線に戻ってきそうだ。ベルギー紙「La Dernière Heure」が報じている。

　三笘は昨夏、J1川崎フロンターレからイングランド1部ブライトンへ移籍。当時、日本代表としてのプレー歴がなく、英国のビザ獲得が困難だったこともあり、ベルギーのユニオンSGへレンタル移籍した。

　ベルギーに渡った三笘は、リーグ戦15試合で5ゴール3アシストを記録。首位に立つチームでも、存在感を放っていたが1月の練習試合で負傷したため、2022年に入ってからは公式戦のピッチに立てていなかった。

　クラブ公式ツイッターは2月17日に「戻ってきたのは誰でしょう」という投稿とともに、ピッチに立っている三笘の写真を公開した。また、「La Dernière Heure」紙は、「三笘薫が戻ってきた！　スペインでのトレーニングキャンプ中の練習試合で負傷してから約1カ月半、日本人が全体練習に合流した」と近況を報じ、「彼は全体練習に戻り、週末のメンバー入りする」というトレーナーを務めるカレル・ゲラールツ氏のコメントを紹介している。

　直近のリーグ第27節では、元日本代表MF香川真司や日本代表GKシュミット・ダニエルら、日本人6名が所属するシント=トロイデンに0-1で敗れたユニオンSG。連敗は避けたい状況のなか、現地時間2月19日にアウェーで行われるシャルルロワ戦で、三笘はチームに勢いをもたらすことになるだろうか。