なでしこJ、アジア杯ノックアウトステージ「通信簿」 3連覇逸の采配へ低評価、最も収穫があった最高評価「7.5」の選手は?

なでしこJ、アジア杯ノックアウトステージ「通信簿」【写真:(C)AFC】
なでしこJ、アジア杯ノックアウトステージ「通信簿」【写真:(C)AFC】

ベスト4で終えたなでしこジャパン、ノックアウトステージ2試合の出来を査定

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジアカップを、ベスト4で終えた。来年にオーストラリアとニュージーランドで共同開催される女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した一方、大会3連覇を逃す結果に。ここでは、ノックアウトステージ2試合(準々決勝タイ、準決勝・中国戦)のパフォーマンスを振り返るべく、メンバー全23選手と監督の出来を採点形式で評価した。※【】内は採点

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【GK】
1 池田咲紀子(三菱重工浦和レッズレディース)【-】
出場機会を得られないなかでも、準備だけは怠らなかった。

18 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)【5.5】
中国戦の2失点は至近距離でコースを変えられたシュート。守護神を責めるには酷な内容だった。

21 田中桃子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)【-】
2戦目の先発機会を窺ったが、ノックアウトステージには参加できず。

【DF】
4 熊谷紗希(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)【5.5】
中国戦ではフォアチェックへどう対応するか、やや迷いが見られた。PKは珍しく弱いキックに。

5 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)【-】
ノックアウトステージでは出番がなし。レギュラー獲得に向けて、チャレンジの機会を待つ。

12 乗松瑠華(大宮アルディージャVENTUS)【5.5】
中国戦では、左サイドバックで先発フル出場。相手のマークが薄いなか、攻撃参加も見られた。1失点目は、マッチアップしていたウ・チェンシュに前へ入り込まれ、天を仰ぐシーンも。

2 清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)【7】
グループリーグとはプレーエリアが一変。確実な守備から高い位置への攻め上がりまで、右サイドのすべてに関わり続けた。

6 宮川麻都(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)【6.5】
タイ戦でようやく先発。宮澤との縦関係は時間帯と試合の流れに応じて変化をつけ、清水とは左右のバランスをとりながらのプレー。ゲームを安定させ、圧勝に結びつけた。

3 南 萌華(三菱重工浦和レッズレディース)【5.5】
メンバーの入れ替わりもあって、今大会はややビルドアップに苦労した。PK失敗は5番目のキッカーへの指名をポジティブにとらえたい。

22 宝田沙織(リンシェーピングFC/スウェーデン)【5.5】
タイ戦は左サイドハーフで起用された。今大会は、ヨーロッパ遠征とは一転、短い出場時間となり、悔しい大会に。

20 高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)【5.5】
中国戦の延長戦後半、2得点の植木に代わって投入された。重要な時間帯に起用される信頼を獲得し、一歩前進。

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