闘莉王が長友スタメン→途中交代の采配に言及 「そろそろ先発から外す気遣いかもしれない」

元日本代表DF闘莉王氏とDF長友佑都【写真:荒川祐史 & 高橋 学】
元日本代表DF闘莉王氏とDF長友佑都【写真:荒川祐史 & 高橋 学】

公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でかつて日本代表で共闘した長友に檄

 日本代表は2月1日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節サウジアラビア戦に臨む。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、スタメンに名を連ね続けて厳しい声が相次いでいるDF長友佑都(FC東京)の現状を分析。先発固定は森保一監督のベテランへの気遣いと指摘する一方で、先発として生き残る必須条件を挙げている。

 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回のテーマは、W杯アジア最終予選を戦っている日本代表。1月27日の第7節中国戦(2-0)で後半13分に途中交代となった長友は、最近の低調なパフォーマンスで批判の対象となっているが、闘莉王氏はサイドバック(SB)が早めに交代となる森保采配のルーティンに注目した。

「(運動量の要求される)ウイングの早めの交代はよく見られる。うしろの4人。SBとセンターバック(CB)、GKの交代はよほどのことがないとしない。(交代選手の)スタイルがそこまで違うなら分かりますけれど、そうでもない。森保監督はそろそろ佑都を先発から外す気遣いかもしれない」

 35歳の大ベテランに対する指揮官の配慮で、いきなり世代交代の大ナタは振るわない“段階的措置”と分析。長友と交代で左SBに入った中山雄太(ズウォレ)はいきなりピンポイントクロスで伊東純也(ヘンク)の追加点を演出してアピールしており、見せ場のなかった長友と明暗が分かれる結果となった。

「だんだん歳を取ってくると安全にアンパイなプレーをしようとする。若手の勢い、何も恐れず攻めることを恐れていく。佑都には失うものはない。攻撃的なところを見せないと評価されなくなってしまう」

 闘莉王氏は攻撃面での貢献をアピールポイントとして長友に求めた。

「残念だけど、流れ的には中山に来てしまう。あんなクロスが一発目で入ってしまう。風が中山に来ている」

 世代交代の波と戦うかつての代表チームメイトへの熱い檄が飛び出す最新回になっている。

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