「もう90%日本人」 浦和助っ人DFショルツが語る“日本愛”「納豆もトライし、今は好きで食べるようになった」

浦和のデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツ【写真:轡田哲朗】
浦和のデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツ【写真:轡田哲朗】

昨季は「トップコンディションまで行けなかった」 新シーズンに向けて準備着々

 浦和レッズのデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツが、沖縄県トレーニングキャンプ中の1月29日にオンラインで取材に対応し、「納豆もトライし続けて、今は好きで食べるようになった。もう90%日本人」と笑顔を見せた。

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 ショルツは昨夏にFCミッティランから浦和へ加入。前年度にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場していたのも納得のプレーを見せ、浦和の天皇杯獲得に大きく貢献した。そのプレーでも「昨年も頑張ったがトップコンディションまで行けなかった」という実感を明かし、「今年は最初からシャープな動きを見せたい」と準備を進めている。

 加入時もショルツは「新しい文化を知りたかった」と話すなど、サッカーの面だけでない日本への興味を語っていた。同じデンマーク人のFWキャスパー・ユンカーが所属することはもちろん心強いが、それでも新型コロナウイルスの影響もあり個別に行動する必要がある場面も多い。そうしたなかの日本で過ごした半年間を振り返った。

「日本で最初に思ったのは、外国人が1人で行動しようとしても不可能だったということ。電話やインターネット、そこも問題が起きたら解決できない。それがなければクラブとの連絡も取れない。コロナのなか、電車に乗れないということで、どこかに行くにも迎えの車に頼る、子供のような気持ちになっていた。それが慣れていってできるようになってきている。今後はもっと独立して動けるようになりたい」

 夏目漱石や太宰治といった文豪の作品を英語版で読むショルツは、このキャンプにも7冊の本を持ち込む。すでに5冊を読破し、羽生直行通訳から沖縄の伝統的な歴史や文化についても聞いていると話す。

 そのショルツは「文化も言葉も覚えて、世界のなかでも違う部分のある国に慣れてきている。まだまだ行ってみたい場所もあるけど、まずは近場から。今までそんなに料理へ興味はなかったけど、日本人にとって料理や食事も大事なテーマだと気づいたんですよ」と話す。そして「納豆もトライし続けて、今は好きで食べるようになった。もう90%日本人ですね。ただ、キャスパーが食べる時も、食べる後も臭いと。それをどう解決するかが今の問題ですね」と温厚な笑顔を見せた。

 リカルド・ロドリゲス監督のキャンプはボールを使ったメニューが中心だけに「幸運なことにボールの好きな監督です。ランニングばかりする監督も知っているけど、ボールを使いながらのキャンプになっている」と話す。そして「優勝を目指すには波があって敗戦が多くてはいけない。まずはいいスタートを切らなければ。あまり先を考えずに1試合ずつ戦いたい」とシーズンを見据えた。

 ラストサムライを思い起こさせるポニーテールのワイルドな風貌とのギャップも激しい、知的で温厚な親日家。そのショルツが日本で2年目を迎えるシーズンは、CLや昨年のEUROでベスト4と躍進するデンマーク代表の候補に挙がる実力をJリーグで発揮してくれるはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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