久保建英が日本とスペインの“サッカー文化”を比較 「2試合で熱が高まるわけではない」

日本代表MF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】
日本代表MF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】

代表オンライン会見で日本とスペインの“サッカー熱”へ言及

 日本代表MF久保建英(マジョルカ)は1月25日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の2連戦(中国戦/1月27日、サウジアラビア戦/2月1日)に向けたオンライン会見に臨んだ。膝の故障で4か月ぶりの代表招集となったなか、日本とスペインの“サッカー熱”を比較しながら、独特の言い回しで意気込みを述べた。

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 久保は、昨年9月のリーグ戦(リーガ・エスパニョーラ第6節・レアル・マドリード戦/1-6)で膝を負傷し、数か月に渡って戦線離脱。怪我のリハビリに努めたため、昨年10月、11月の代表活動を回避していたが、中国戦&サウジ戦に臨むメンバーへ招集され、昨年9月以来、4か月ぶりの復帰となった。

 マジョルカでは、1月15日に行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)4回戦のエスパニョール戦(2-1)で約20メートルの距離から直接フリーキック(FK)を叩き込むなど存在感を顕示。今回の2連戦に向けては「時差はあるが、それ以外は変わらず、いつも通りに望めればいい」と抱負を述べた。

 埼玉スタジアムで行われる中国戦&サウジ戦は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人数上限を設けたうえでの有観客試合に。「自分のプレーで皆に楽しんでもらいたいと思う。結果は一番ですし、皆が喜んでもらえるプレーもプロである以上、求められると思う」と語った久保は、自らのパフォーマンスがサッカー人気へつながる可能性について問われると、独自の見解も示した。

「この2試合で日本のサッカー熱が高まるかといえばそうではない。そんな簡単ではない。日本はいろんな文化が発達している。日常にサッカーがあるスペインと違う。現実を受けとめて、代表で試合ができることを誇りに思い、与えられた役割を全うしたい」

 日本とスペインの文化を理解する“ならでは”の言い回しで意気込みを示した久保。ここまでの最終予選6試合で総得点が「5」と決定力不足に陥る日本の攻撃に違いをもたらせるか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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