冨安負傷のアーセナル、RBライプツィヒの米代表MFに白羽の矢 移籍金50億円で獲得可能か

RBライプツィヒのアメリカ代表MFタイラー・アダムス【写真:Getty Images】
RBライプツィヒのアメリカ代表MFタイラー・アダムス【写真:Getty Images】

中盤とSBをこなす米代表MFタイラー・アダムスが補強候補に浮上

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、負傷を理由にカタール・ワールドカップ(W杯)予選に臨む森保ジャパンに不参加となった。冨安の不在はアーセナルのミケル・アルテタ監督にとっても大打撃となりそうで、クラブは補強プランを急遽変更し、冬の移籍市場で複数ポジションをこなすユーティリティーな選手の獲得に動く可能性が浮上しているようだ。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えている。

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 冨安は現地時間1月20日に行われたリバプールとのリーグカップ準決勝第2戦にフル出場したものの、中2日で行われた23日のプレミアリーグ第23節はメンバー外。さらに、27日と2月1日に行われるW杯予選に向けた日本代表からの離脱も発表された。アルテタ監督は冨安が怪我を抱えながらリバプール戦でプレーしていたことを明かしており、数週間の離脱の見込みだとしている。日本代表にとってはもちろん、不動の右サイドバック(SB)を失うアーセナルにとっても大打撃となるだろう。

 アーセナルはもともと、今冬の移籍市場で右SBと前線のサイドアタッカーが補強ポイントとしていたが、冨安とブラジル人FWガブリエウ・マルティネッリの台頭によってプランが変更になったと伝えられている。中盤やSBなど幅広いポジションでプレーできるイングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズをイタリア1部ASローマへ期限付き移籍させ、フィオレンティーナのセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチ獲得に動いている。

 しかし、冨安の離脱によって、再び補強プランにテコ入れが必要になりそうだ。「フットボール・ロンドン」は「アーセナルはセントラルミッドフィールドとストライカーの選手を必要としているが、冨安が負傷したことでさらに別のポジションのカバーが必要になる可能性が出てきた」と指摘。冬の移籍市場は残り1週間を切ったなかで、ドイツ1部RBライプツィヒのアメリカ代表MFタイラー・アダムスの獲得に動くのでは、と報じている。

 アダムスは2019年1月からライプツィヒでプレーする22歳の選手。アーセナルは昨夏からアダムスへの興味を報じられていた。中盤だけでなくSBでもプレー可能な万能性は今のチーム状況にマッチしており、絶好のターゲットと言える。アダムスとライプツィヒの契約には放出条項があり、移籍金3250万ポンド(約50億円)で獲得が可能なようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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