アジアカップ3連覇を託された精鋭23人 なでしこジャパン選手ファイル【前編】

【写真:Getty Images】
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DF宮川は試合中にスタイルを変えられる貴重なマルチロール

■三宅史織(INAC神戸レオネッサ/26歳)
今季成績:9試合・0得点(WEリーグ)
国際Aマッチ:26試合・0得点
アジアカップ出場:2回目

 2013年の秋、高校生でなでしこジャパンとしてデビューし、今年で10年目になる。国内リーグでは常に高いパフォーマンスを続けているが、女子フランスW杯、東京五輪と大会メンバーには選出されながら、一度もピッチに立てなかった。正確なビルドアップと読みのいい寄せとカバーリングには定評がある。本人が国際舞台に臨むうえで、自己課題に挙げてきた対人能力をさらにスキルアップさせて、レギュラーポジションを確保できるか。

【写真:Getty Images】
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■宮川麻都(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/23歳)
今季成績:9試合・0得点(WEリーグ)
国際Aマッチ:18試合・0得点
アジアカップ出場:初

 WEリーグでも屈指の汎用性を持ち、チームの台所事情に沿って働ける、頼もしいマルチロールだ。自軍の守備網に綻びを作らない立ち位置を取りながら、ビルドアップにも絡んでいき、局面を一変させるパスを出せる。女子フランスW杯ではピッチに立てなかったが、五輪ではスウェーデンなど強豪と渡り合った。試合の流れの中でもプレースタイルも変えられる柔軟性を持つ。限られた人数で戦う短期決戦では、重要性を増していく。

(西森 彰 / Akira Nishimori)



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