“将軍”に並ぶ2発を決めたグリーズマン EURO決勝進出は「グループのおかげ」と団結を強調

準決勝でドイツを2-0と粉砕! 殊勲のエースはサブ組への感謝を語る

 欧州選手権(EURO)準決勝ドイツ戦で2ゴールを挙げ、ホスト国フランスを決勝に導いたFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)は、「この勝利はグループによるものだ」と団結を強調している。試合後にフランス紙「レキップ」に、喜びのコメントを語っている。

「この勝利はグループによるものだ。何よりも、ここまで試合に出る機会が与えられていない選手も含めた全体のものだよ。彼らが素晴らしいからこそ、僕らピッチに立つ選手はベストを尽くして全力を出せるんだ。この決勝進出はグループのおかげであると言えるだろうね。この状態を日曜日(決勝戦当日)まで維持したいよ」

 グリーズマンは、ここまでの大会6試合を戦ってきた23人の団結を強調した。このゲームでは、準々決勝を出場停止で欠場したDFアディル・ラミ(セビージャ)とMFエンゴロ・カンテ(レスター・シティ)をベンチスタートにしたまま、メンバーを変えずに臨んだ。そうした入れ替えが発生しても揺らぐことのない信頼関係が、チーム内にあるという。そして、試合に出ている選手たちを支えるリザーブメンバーへの感謝を繰り返した。

 この日のグリーズマンは、「最もプレーしやすい」と自身が語る4-2-3-1のトップ下、FWオリビエ・ジルー(アーセナル)と縦関係の2トップにも見えるようなポジションでプレーした。ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーにスペースを消されて苦慮したが、前半アディショナルタイムには自身が蹴ったストレート系の速い右CKから、シュバインシュタイガーのハンドを誘いPKを得た。そして、キッカーとしてペナルティースポットに向かった。

「今回のPKは“あの時”より難しかった。なにしろ“あの時”に失敗してしまっていたからね」

 

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