「日本のスーパータレントがマラドーナに」 静学“10番”古川陽介の衝撃ゴールを海外絶賛

静岡学園“10番”MF古川陽介【写真:Getty Images】
静岡学園“10番”MF古川陽介【写真:Getty Images】

古川陽介が披露した華麗な個人技ゴールにスイス紙が注目

 第100回全国高校サッカー選手権大会で生まれたスーパープレーに海外メディアも度肝を抜かれたようだ。スイス紙「ブリック」は「日本のスーパータレントがマラドーナになる」と最大級の賛辞を送っている。

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 注目を浴びたのは、1月2日に行われた3回戦、静岡学園(静岡)対宮崎日大(宮崎)の一戦だ。試合は序盤から主導権を握った静岡学園が8-0と快勝したなか、2-0とリードして迎えた前半32分のプレーが話題を呼んでいる。

 静岡学園の10番MF古川陽介がハーフウェーライン付近でボールを保持し、そのままドリブルを開始して一気に2人を置き去りにすると、そこからスピードアップ。寄せに来た3人目も振り切ると、軽やかなステップでスルスルと持ち上がってペナルティーエリアに侵入し、ボールを右足に持ち替えて鋭いキックフェイントを繰り出す。見事な個人技で相手を翻弄してかわすと、最後は左足でシュートを流し込んだ。

 4人を翻弄した圧巻のドリブル弾を「日本で信じられない個人技ゴール」と報じたのはスイス紙「ブリック」だ。「毎年恒例の全国高校サッカー選手権、静岡学園と宮崎日大の前半に信じられないようなゴールが生まれた」とクローズアップし、古川のスーパーゴールに言及。元アルゼンチン代表のスーパースター、ディエゴ・マラドーナ氏を引き合いに出し、「日本のスーパータレントがマラドーナになる」と絶賛している。

 その後、静岡学園は準々決勝で関東第一(東京B)にPK戦の末に敗れて敗退したが、J1に昇格したジュビロ磐田入りが内定している3年生アタッカー・古川の個人技は海外メディアの目に留まったようだ。

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