酒井高徳がアギーレジャパン定位置確保へ、ブラジル相手に「酒井色」で勝負

 

内田篤人を脅かす存在になれるか

 

 日本代表DF酒井高徳(シュツットガルト)が14日のブラジル戦(シンガポール)に向け、今回代表から外れている右サイドバック、シャルケDF内田篤人にはない“酒井色”で勝負することを誓った。

「とりあえず期間が短いし、まずはコンディションを整えたい。整えることで、いろんなことにチャレンジできる。篤人くんは篤人くん。守備力では篤人くんの方があると思う。(攻撃は)圭佑くんと2人で崩すことをやっていきたい」

 酒井はこう意気込んだ。

 高いスピードを持つ内田は昨年のコンフェデ杯でブラジル代表と対戦時にエースFWネイマールとマッチアップし、好守を見せたように、守備面では先行されていると酒井自身も感じている。だが、シュツットガルトで不動のスタメンとなった酒井にもスピードはある。ネイマールの突破に何とか食らいつけば、決定的な仕事をさせないことができるかもしれない。

 また、攻撃では10日のジャマイカ戦でインターセプトから本田圭佑に決定的な縦パスを出すなど、場面によっては自身の特色を出せている。右ウイングとして新境地を切り開いた本田との連携でカナリア軍団を崩すことができれば、レギュラーの内田を脅かす存在となるに違いない。

「(ピッチの)外と中と見るのでは違うし、イメージを持ちすぎていると危ない。固定観念を頭に入れないようにしたいし、最後の笛がなるまで集中力を保たないといけない。ネイマール? まずは飛び込まないようにしたい」

 ブラジル戦に意欲を燃やした酒井がアギーレジャパンの右サイドバックの本命候補に名乗りを上げることができるか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング