静岡学園が敗れる波乱 粘った関東第一、PK戦制し初のベスト4進出…聖地・国立で大津と激突

ベスト4進出の関東第一【写真:荒川祐史】
ベスト4進出の関東第一【写真:荒川祐史】

MF小泉の一撃で静岡学園が試合の均衡を破るも、関東第一が土壇場で同点に

 第100回全国高校サッカー選手権は1月4日に準々決勝が行われ、フクダ電子アリーナの第2試合では関東第一(東京B)が、2大会ぶり3回目の優勝を目指す静岡学園(静岡)を1-1からもつれ込んだPK戦の末に下し、準決勝進出を決めた。

 静岡学園はDF伊東進之輔がギラヴァンツ北九州、MF玄理吾が徳島ヴォルティス、MF古川陽介がジュビロ磐田、MF川谷凪が清水エスパルスに加入内定。3回戦までの3試合で14得点という爆発的な攻撃力を見せてきた。一方の関東第一は昨年12月28日に国立競技場での開幕戦を戦い、そこから勢いに乗ってのベスト8進出になった。

 試合は立ち上がりから、圧倒的に静岡学園が攻める展開になった。かなり高いボール保持率と、それだけでなく相手ペナルティーエリア近辺までボールを持ち運んでいく技術と力強さがあり、何度となくゴール前にボールが入った。それでも、関東第一は時にGKを入れて9人、10人とペナルティーエリア内で守る状況が生まれながらも必死に耐え、前半を0-0で終えた。

 後半に入っても試合展開は変わらず、静岡学園が圧倒的に押し込む状態になった。それを関東第一はよく守っていたが、後半20分に静岡学園は左サイドからのクロスを途中出場した直後のFW持山匡佑がヘディングで落とすと、フォローしてきたMF小泉龍之介が低く抑えた強いシュートを決め、ついに均衡を破って1-0とリードした。

 得点後もボール保持を続けて押し込む試合に持ち込んだ静岡学園に対し、関東第一はカウンターの機会もなかなか作らせてもらえなかった。しかし、このまま試合が終わろうかという同40分、関東第一は左サイドに出たロングボールに反応したMF日下空が突破してファーサイドにグラウンダーのボールを通すと、そこに走り込んできたFW坂井航太が飛び込んでゴール。途中出場の2人が土壇場での同点ゴールを奪い取り、決着をPK戦に持ち込んだ。

 PK戦では先攻の静岡学園が2人目の古川がGK笠島李月にセーブされて失敗し、3人目のDF西村湧志は枠外に外した。一方の関東第一は3人目の坂井が枠外に失敗したものの、最後は主将のDF池田健人が蹴り込んで4-3の勝利を収めた。

 劇的な勝利を収めた関東第一は、開幕戦を戦った国立競技場に戻って8日に行われる準決勝で大津(熊本)と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)


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