ポルトガルを救った18歳の“強心臓”MF 鮮烈な同点弾を決め「僕が蹴りたい」とPK2番手を務め成功

「僕には自信があったんだ」

「僕は不安やプレッシャーを感じたが、自信はあったんだ。僕の後ろには国がついていたし、チャンピオンになるためには幸運を手にしなければならなかった」

 そして何よりも驚かせたのは、2人目のキッカーとして登場したのは、サンチェス自身が立候補したのだという。

「僕は『2番目に蹴りたい』と言ったんだ。クリスティアーノ(・ロナウド)は最初のキッカーで、僕は自信があったから2人目を選んだ。重要なことはそのシュートが入ったことだ」

 18歳とは思えぬ強心臓ぶりを見せつけたサンチェスは一気にその名が知れ渡り、今大会最大の発見になろうとしている。「僕らは疲れているけど、休むための時間がある。そしてファイナルの舞台に行くために、僕らにはもっとやるべきことがあるんだ」。チームの中核としての意識を感じさせる発言も飛び出した。

 準決勝でも絶対的エースのCR7が徹底マークを受けることが予想されるが、新星サンチェスが再び大舞台で輝けば、地元開催の04年大会以来の決勝進出も十分に可能なはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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