「精神的にはきつかった」 小野伸二が振り返る1998年フランスW杯の18歳当時の胸中

三浦カズ、北沢が選外になっての選出に「『それこそ理不尽じゃん』と思った」

 それでも、小野は日本代表でやれるという思いはあったとし、「めちゃくちゃ自信は持っていた」と明かす。そして、25名からDF市川大祐、FW三浦知良、MF北澤豪が外れ、小野は22名に残る形となったことにも、胸中を語っている。

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「カズさんと北沢さん、Jリーグを支えてくれた2人が外れて、高校出身の小僧が選ばれてしまう。プロの中ではあるのかもしれないけど、罪悪感じゃないけど、『そんなことってある?』『それこそ理不尽じゃん』というのは思った。カズさんの11番は誰も着ちゃいけない。11番を渡されて、『えー何を考えているの?』って。この(カズさんの11番の)ユニフォームを着てる重大さってのは感じてた。選ばれたからには堂々としなきゃいけない。でもきつかったね、精神的には」

 当時18歳、小野は大きなプレッシャーの中で本大会グループリーグ第3戦のジャマイカ戦に途中出場。18歳272日でのW杯出場は日本代表の史上最年少記録として今も刻まれている。

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