EUROで輝くあまりに意外なゴール欠乏症の中小クラブ 大会最多得点のプレミア勢で最もゴールを奪ったのは…

プレミアブービーの39得点で2部降格のノーリッジの選手が合計3得点

 欧州選手権(EURO)は現地時間30日から準々決勝へと入り、欧州ナンバーワンの座を懸けた戦いが佳境を迎えようとしている。ここまで多くの印象的なゴールが生まれたが、スペイン紙「AS」は今大会のスコアラーが所属しているリーグとクラブ毎の得点数の内訳を発表している。

 今大会は決勝トーナメント1回戦終了時点で85ゴールが生まれた。所属リーグごとの内訳でみると首位はプレミアリーグだった。全体の約4分の1に当たる22ゴールを挙げているが、プレミアのクラブ勢でトップの得点数をマークしているのはベルギー代表FWエデン・アザール擁するチェルシー、イングランド代表FWウェイン・ルーニーのマンチェスター・ユナイテッド、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディがいるプレミア王者レスターなどではなく、あまりに意外なクラブ名が挙がっている。ノーリッジだった。

 ノーリッジは昨季プレミアで下から2番目の39得点しか挙げられず19位で降格の憂き目にあったが、アイルランド代表のMFロビー・ブレイディーが2得点、MFウェス・フーハランが1得点を決めて計3ゴールとプレミア勢の首位”に立っている。

 意外なランクインはノーリッジだけでない。リーグ別ゴール数を見ると2位リーガ(14得点)、3位セリエA(13得点)に続く、4位はトルコ・スーパーリグの11得点。ブンデスリーガを5位に抑える結果となった。ドイツ代表FWマリオ・ゴメス、ポルトガル代表リカルド・クアレスマ(ともにベジクタシュ)ら実力者がまんべんなく得点を決めている。

 クラブの方に目を移すと、存在感を放っているのは昨季UEFAチャンピオンズリーグで決勝を戦ったマドリード勢だ。その中でも首位はやはりレアル・マドリードで6得点だった。

 

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