EUROで輝くあまりに意外なゴール欠乏症の中小クラブ 大会最多得点のプレミア勢で最もゴールを奪ったのは…

最多ゴールクラブは欧州王者レアル

 史上3人目となる2試合連続直接FK弾を叩き込むなど現在3得点で得点ランクトップタイに立つウェールズ代表FWギャレス・ベイル、そしてグループステージ(GS)最終戦で復調の2得点を決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、そしてGS初戦でスーパーボレーを叩き込んだクロアチア代表MFルカ・モドリッチとそれぞれの国でもエースとして存在感を放っている。8強に残ったベイルとロナウドには同紙も「まだ未完の仕事がある」と期待を寄せている。

 レアルに続くのは4得点のアトレチコ・マドリードとユベントスだ。決勝トーナメント1回戦アイルランド戦で2ゴールを挙げ、開催国フランスを救ったFWアントワーヌ・グリーズマンはベイルとともに得点ランクトップタイに並ぶ。8強進出したベルギーのスーパーサブとなっているFWヤニク・カラスコも1得点を挙げており、ディエゴ・シメオネ監督が注入した魂のプレーはEUROでも輝いている。

 ユベントスはFWアルバロ・モラタがベイル、グリーズマンとともに3得点を挙げているが、スペインは16強で敗退し、EURO3連覇の夢が潰えた。そのスペインを撃破したイタリアの決勝弾は、ユベントスの守備の要DFジョルジョ・キエッリーニが決めたというのも因縁深い。

 熱戦の続く大会は残り7試合となった。各国のスター選手が所属クラブで発揮している存在感を大一番でも発揮できるのか。注目は高まる一方だ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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