「リーダーの素養なし」と批判したマラドーナが代表引退のメッシに手のひら返し 「ロシアW杯で王者になれる!」

伝説の男が愛弟子の引退危機に動く「アルゼンチンの大惨事だ」

 コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)決勝後にアルゼンチン代表引退を口にしたFWリオネル・メッシ(バルセロナ)をレジェンドが擁護し、代表引退撤回を求めている。アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が現地紙「ラ・ナシオン」で「メッシとともに戦う。代表でのプレーを続けねばならない」と語った。

 前回大会のリマッチとなったチリ戦で120分間をスコアレスで終え、PK戦で1人目のキッカーを務めたメッシだが、まさかの失敗。これで流れを失ったアルゼンチンは再びチリの軍門に下った。そしてメッシはまたしてもA代表での国際大会タイトル獲得はならなかった。

 試合後、悲運のエースは「僕にとっての代表のための時間は終わった」と代表引退を口にした。決断に変更はないとも語っており、世界中が騒然となっている。

 この状況にいても経ってもいられなかったのはマラドーナ氏だ。自身は1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)で優勝を果たし、10年の南アフリカW杯では監督としてメッシとともに共闘した。今月の欧州選手権開幕前のイベントでは「メッシには強いパーソナリティがない」などと発言し物議を醸したが、メッシに対する愛情は変わっていないようだ。

「メッシの発言はアルゼンチンフットボール界にとって大惨事だ」と話すと同時に、メッシに代表引退を翻意するように求めている。

 

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