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英雄パク・チソンが語るアジアの成長 「抜きんでている」と評した2人は?
テクノロジーの発展により、環境面でも選手が後押しを受けていると指摘
元韓国代表MFパク・チソンは、Jリーグの京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプロキャリアをスタートさせ、その後、オランダ1部PSV、そしてイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した。アジアの選手が欧州のトップリーグで活躍することが珍しかった時代に、ユナイテッドの中心選手として活躍した英雄は、今のアジアをどう見ているのか。シンガポール紙「ストレーツ・タイムズ」に語った。
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現在、アジアで最も高いレベルで活躍を見せているのは、韓国代表FWソン・フンミンだろう。トッテナムで通算229試合に出場し、114ゴールをマーク。また、ウォルバーハンプトンにも韓国代表FWファン・ヒチャン、リバプールには日本代表MF南野拓実、アーセナルには日本代表DF冨安健洋といったアジア人選手が在籍している。
欧州のトップリーグで、アジア人選手を見ることが珍しくなくなってきた現在について、パク・チソンは「最近は、多くのアジア人がヨーロッパでプレーして、ヨーロッパや南米の選手たちと競えることを示している。今、各クラブはアジアの選手がこのレベルで戦えることを知っている。私の時代は、アジアの選手がヨーロッパに出て戦うことは難しかった」と、全体のレベルアップを語った。
「最近のアジア人の選手たちのクオリティーは、とても高い。選手たち、個々のクオリティーはどんどん良くなっている。そして、ハードワークをするなど、昔からの伝統的なこともできる。ソンとファンは、その好例だ。彼らはハードワークができるが、同時に素晴らしいテクニックがあり、得点を挙げることができる。だから、彼らは抜きんでているんだ」
2008年にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、プレミアリーグ優勝4回の経験を誇るパク・チソンだが、海外に渡った直後にはホームシックもあったという。その点については、「テクノロジーの発展が選手たちを安心させてくれている」と話す。
「当時は私の家族が、私のために数日、あるいは数カ月、一緒に過ごしてくれた。彼らの顔を見るのは、簡単なことではなかったが、それに対処しないといけなかった。現在は、より簡単になっている」
選手たちの能力向上に加え、環境に溶け込むことも容易になったと指摘したパク・チソン。今後、さらにアジア出身の選手がビッグクラブでプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)