アイドルとサッカーの“応援からもらえるパワー”に共感

――浦和レッズは阿部勇樹選手が現役引退、槙野智章選手と宇賀神友弥選手も契約満了により今季限りで退団、長年チームを支えてきた選手がチームを離れることになりました。

「『浦和と言えば』というお三方だったので、ニュースを見た時は本当に衝撃でした。阿部選手はすごく好きなシーンがあって、2015年（3月14日の1stステージ第2戦）の山形戦でこぼれ球を遠い位置からズバっとミドルシュートで決めたんです。阿部選手は試合に出るたび、必ず結果を残す姿をずっと見てきました。ファンとしては、ずっとレッズにいてほしい存在というのが正直なところです。

　槙野選手はピッチ外でもレッズを盛り上げてくださっていたし、宇賀神選手も今季はゲームキャプテンを務める試合もあって、チームの先陣を切って頑張る姿を見てきたので本当に悲しいです……。長年レッズに在籍して、レッズの良さをずっと継承してきてくださった3人。このシーンが良かったなと、つい映像を見返してしまいます」

――アイドルもファンから受ける声援が大きな力になるかと思います。サッカーとの共通点を感じることはありますか？

「サッカーの試合に行くたびに、自分が応援していただける感謝の気持ちを思い出します。試合は基本土日で、（アイドルの）ライブも土日。日曜日にライブで、前日の土曜日が偶然オフだった時にレッズをイチファンとして応援して、次の日にライブでファンの方から応援していただけた時に、『愛されるって嬉しいんだな』『もっと自分も大好きなレッズを応援したいな』と感じます。ファンの方の力はすごくて、みんなが応援してくれるから頑張ろうという原動力になるし、グループ行動でもあるので、共通点は多いと思います」

[プロフィール]
横山玲奈（よこやま・れいな）／2001年2月22日生まれ、埼玉県出身。2016年12月、モーニング娘。13期メンバーとして加入。ジャズダンスで培ったキレのあるパフォーマンスはグループ屈指。サッカー好き一家に育ち、浦和レッズのホームゲームに足しげく通うほどの熱烈なサポーターとなる。2021年10月、WEリーグに所属する三菱重工浦和レッズレディースの応援アンバサダーに就任した。モーニング娘。’21は12月8日に通算70枚目となるNEWシングル「Teenage Solution/よしよししてほしいの/ビートの惑星」をリリース。