「王者を驚かせた」 マジョルカ久保の股抜き“劇的ゴール”に英衝撃「信じられない逆転劇」
アトレティコ戦で途中出場の久保が今季初ゴール、2-1の逆転勝利に貢献
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間12月4日のリーグ第16節アトレティコ・マドリード戦の後半29分から途中出場し、アディショナルタイムにGKの股下を抜く決勝点を決めて2-1の逆転勝利に貢献した。英紙「ザ・サン」は「信じられないような逆転劇」と驚きをもって報じている。
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右膝の負傷で9月末から戦線離脱し、8試合を欠場していた久保。前節ヘタフェ戦で途中出場して実戦復帰を果たしたなか、昨季王者アトレティコ戦で2試合連続のベンチスタートとなった。後半23分に先制点を献上したマジョルカは同29分に3人を一気に投入し、久保は10番MFアントニオ・サンチェスに代わって4-2-3-1の右サイドハーフに入った。
すると後半35分、セットプレーからDFフランコ・ルッソが決めて同点に追い付く。さらに終了間際にオフサイドギリギリのタイミングで抜け出した久保がドリブルで持ち込み、名GKヤン・オブラクとの1対1では股下を抜く冷静なフィニッシュを流し込んだ。久保の今季初ゴールがそのまま決勝点となり、マジョルカが2-1と劇的な逆転勝利を収めている。
英紙「ザ・サン」は「レアル・マドリードから移籍中の久保建英が土壇場で勝利をもぎ取り、信じられないような逆転劇で王者を驚かせた」と報道。「アトレティコは68分にマテウス・クーニャの得点で先制し、最後の10分まで完全に主導権を握っていた」と、終盤まで安定していた昨季王者の試合運びに触れている。
アトレティコがそのまま堅守で逃げ切るかと思われたが、「80分にフリーキックからマリオ・エルモソを飛び越えたフランコ・ルッソが正確なヘディングでヤン・オブラクからゴールを奪い、そこから信じられないような逆転劇を演じる」と口火を切ったゴールに触れた。
また「その11分後のアディショナルタイムには、アンヘル・ロドリゲスのスルーパスを受けた久保がオブラクからゴールを決め、ルイス・ガルシア監督の見事な逆転劇が完成した」と記している。
久保の今季初ゴールで完結した衝撃の逆転劇は英国でも注目を浴びているようだ。