エリクセンが古巣オーデンセで練習再開 関係者も容認「ここで練習したいと言ってくれた」
イタリアではICDを装着している選手はプレーできず、クラブは退団を容認
イタリア1部インテルの元デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、母国の古巣オーデンセで個別トレーニングを再開していることが明らかになった。デンマークの大手ニュースサイト「BT.dk」が報じている。
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エリクセンは今年6月12日に行われた欧州選手権(EURO)のフィンランド戦で、左サイドで味方のスローインを受けようとしたエリクセンが突如として倒れた。ピッチ上で心肺蘇生法による措置まで行われる緊急事態だったが、一命をとりとめた。そして、現在エリクセンの心臓には植込み型除細動器(ICD)が装着されている。
イタリアではレギュレーションにより、ICDを装着している選手がプレーできない。そのため、選手としての復帰を熱望するエリクセンの希望を聞き入れ、冬の移籍市場のタイミングでの退団はクラブから容認されている。
そうしたなかで、プロになる前に下部組織時代を過ごした母国のオーデンセのトレーニング施設で、最も奥にあり、周囲からの目が届きにくいピッチを使用してパーソナルトレーニングが行われたとしている。その内容も有酸素運動を含むものであり、メニューの最後にはシュート練習もあったという。
オーデンセのスポーツディレクターを務めるマイケル・ヘミングセン氏はこれを認め、「彼が我々のフィールドで今、健康を維持していることを本当に嬉しく思う。ここで育った頃から連絡を取り合っていたので、体調を戻すためのトレーニングをここオーデンセでしたいと言ってくれたことが喜ばしい」と話している。
先日には、同様に古巣であるオランダの名門アヤックスと並んで、エリクセンの現役復帰先としてオーデンセも候補に挙がっていた。来年に入ってから、エリクセンがプレーする姿を再び見られるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)