【J1残留争い】劇的勝利の清水が一歩リードも… “急転直下”最終節で悲報の可能性あり

劇的勝利の清水エスパルス【写真:Getty Images】
劇的勝利の清水エスパルス【写真:Getty Images】

勝ち点3差に3チーム、残留1枠を争う熾烈な戦いの行方は最終節へ

 熾烈なJ1残留争いは11月27日の第37節でも決着はつかず、12月4日の最終節で全てが決まる厳しい戦いが続くことになった。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大とその影響を受け、昨季のJ1は降格チームがなく、J2からは2チームが昇格して今季は20チームで戦っている。その結果、今季は例年よりも1チーム多い4チームが降格する。そのサバイバルマッチは、前節で横浜FC、ベガルタ仙台、大分トリニータのJ2降格が決定した。

 湘南ベルマーレ(勝ち点36)、清水エスパルス(同36)、徳島ヴォルティス(同33)が15位から17位で、2つのJ1残留の切符を争う状況で今節を迎えた。そして、湘南と徳島が直接対決という大一番になった。

 湘南のホームで迎えた一戦は一進一退だったが、試合が動いたのは後半21分だった。徳島はコーナーキックを得るとキッカーは主将のMF岩尾憲。ゴール前の混戦を避けるようにファーサイドへ飛ばしたライナー性のボールにMF宮代大聖がフリーで合わせてボレーシュート。これをGKが弾いたところ、MF岸本武流が押し込んだ。

 残り時間は湘南が攻め込む展開になったが、徳島がしのぎ切って1-0の勝利。勝ち点36で両チームが並び、得失点差で湘南が上位という状況になった。

 一方、清水は浦和レッズとのアウェーゲームに臨んだ。試合のほとんどを浦和がボール支配する展開になったが、規律ある守備ブロックを組んだ清水は浦和にゴール前への侵入を許さずに時間が進んだ。

スコアレスドロー目前になった後半アディショナルタイム、清水はゴール正面から途中出場のMF中村慶太がミドルシュートを突き刺して土壇場での決勝ゴール。2013年4月以来の勝利という最悪の相性だった浦和から劇的に勝ち点3を奪い、湘南と徳島を上回る15位に浮上した。

 この結果、勝ち点39の清水を同36の徳島と湘南が追う状況で最終節を迎えることになった。清水は引き分けでも残留が決まる有利な立場になったが、徳島と湘南が揃って勝利して清水が敗れた場合には得失点差で下回るために、急転直下の悲報が訪れる可能性もある。また、徳島と湘南は互いに相手を上回る成績が必要だが、同じ成績だった場合は得失点差で湘南が上位になる複雑な状況だ。

 来週の最終節では、清水がホームでセレッソ大阪、湘南がアウェーでガンバ大阪、徳島がホームでサンフレッチェ広島と戦う。このホームとアウェーのどちらが最終節に残っているかも、チームに影響を与えることになりそうだ。

 試合中も1分、1秒ごとに状況が変化する最終節になるが、3チームとも最後の生き残りをかけた死闘を見せるはずだ。

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