浦和が土壇場失点で0-1敗戦 清水MF中村が後半AT 劇的ゴール、J1残留へ大きな勝ち点3
浦和はホームで痛恨の敗戦、リーグ戦で4位に入る可能性は消滅
浦和レッズが清水エスパルスをホームに迎えた11月27日のJ1第37節のゲームは、試合終了間際に清水が決勝点を奪って1-0の勝利。J1残留争いの中で大きな勝ち点3を手にした。
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浦和は前節の横浜F・マリノス戦に勝利した試合での4-3-3ではなく、それまでの4-4-2に戻した。一方の清水はJ1残留争いの中で、引き分けの勝ち点1も大きな意味がある状況でのキックオフになった。
開始直後から浦和がボールを支配して、清水が形成するブロックの外側でボールを動かす展開になった。しかし、何回かDF山中亮輔のクロスがゴール前を横切る場面があったものの、ペナルティーエリア内に進出するような攻撃はほとんどなく時間が流れた。一方の清水もほとんどチャンスがなく、前半終了間際にFW鈴木唯人が切り込んでシュートを放つ場面はあったが、浦和GK西川周作がファインセーブでしのいでハーフタイムを迎えた。
後半から浦和はMF小泉佳穂、清水はMF中山克広をピッチに送り込んだが、戦況に変化はなく浦和がボールを支配するものの決定機に至らない膠着した時間が流れた。浦和は相手ブロックの内側に入れるパスが少なくボールを失わない反面ゴール前には進出できず、清水もカウンターに打って出るチャンスを得られない形になった。
このまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、2人の交代を行った後に浦和が集中を欠いたところで攻撃に出て、ゴール正面からMF中村慶太がミドルシュートを突き刺して土壇場での決勝ゴール。清水が浦和戦で2013年4月以来の勝利を奪い、J1残留に大きく前進した。
一方の浦和はリーグ戦で4位に入る可能性も消滅し今季の目標に定めたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得には、天皇杯の優勝が必要な状況になった。