「来年もJ1で対戦したい」 浦和ロドリゲス監督、古巣・徳島の残留“アシスト”へ意欲

浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

リーグ第37節の清水戦前にオンライン会見を実施

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は11月26日に定例のオンライン会見を行い、翌日に控えたリーグ第37節の清水エスパルス戦についてコメント。「間接的に徳島の力になることができれば、それは嬉しい」と話した。

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 浦和はリーグ戦後に天皇杯準決勝以降の試合を残すが、リーグ戦では清水戦がホーム最終戦になる。すでに今季限りでの引退を発表している元日本代表MF阿部勇樹、契約満了による退団が発表された同DF槙野智章と同DF宇賀神友弥が試合後にセレモニーを行うことも決まっている。そして、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を目指す浦和は、天皇杯の結果次第で出場権が舞い込む4位の座を、名古屋グランパスと鹿島アントラーズと争っている。状況は不利だが、最終節は名古屋と直接対決を残す。

 一方、勝ち点36の清水は、同勝ち点の湘南ベルマーレ、同33の徳島ヴォルティスと来季のJ1残留を争う状況。指揮官は「清水は生き残りをかけた戦いをしている。人間は極限状態で最大限の力を発揮することがある。通常より強度や集中力が高まることもあるだろう。ただし、浦和レッズにもまだチャンスが残っているとポジティブに捉えている。名古屋や鹿島が勝てなかったという結果になっても、我々が勝利していないと意味がない。最終節に可能性を残したい」と話している。

ロドリゲス監督は昨季まで4シーズン、徳島を率いてJ1昇格に導き、今季から浦和で指揮を執っている。浦和の結果が古巣を“アシスト”する可能性について「まずは浦和の勝利を考えるが、間接的に徳島の力になることができれば、それは嬉しい。もちろん来年もJ1で対戦したい」と話した。

 徳島は湘南との直接対決に臨むが、今節の結果次第で徳島の降格が決まる可能性も、勝ち点36で3チームが並んで最終節を迎える可能性もある。だが、浦和が勝利した場合は徳島の試合結果がどうなっても、最終節までJ1残留の可能性が残る。ロドリゲス監督が率いる浦和の勝利が、古巣徳島の援護射撃になる可能性は十分だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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