メッシはコパ優勝でペレ、マラドーナを黙らせられるか 口うるさいレジェンド2人の意外な真実とは

スペイン紙報じる 2人の英雄は「コパ優勝経験なし」

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)は現地時間26日に行われるコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)決勝でA代表初となる国際大会タイトルをかけて戦う。南米が誇るレジェンド、「サッカーの王様」ことペレ氏と天才ディエゴ・マラドーナ氏は過去に南米選手権で優勝した経験がなく、メッシが悲願の優勝を果たすことができれば、口うるさいレジェンドを超えることになる。スペイン紙「マルカ」が「メッシはペレ、マラドーナ超えまであと一歩」と特集している。

 今大会直前に行なわれた親善試合で腰を痛めたメッシはコンディション面が不安視されたがグループステージ第2戦パナマ戦ではわずか26分間でハットトリックを達成。その決定力をまざまざと見せつけた。

 決勝トーナメントに入って以降も準々決勝ベネズエラ戦で1得点1アシストを記録し、同大会通算8アシスト目は史上最多の数字となった。そして準決勝アメリカ戦では相手GKが警戒していたファーサイドを破る超絶FKを決め、「獅子王」の異名を取った伝説のストライカー、ガブリエル・バティストゥータ氏と並んでいたアルゼンチン代表通算最多ゴール記録を「55」に更新するなど、大会の主役として圧倒的な存在感を放っている。

 ナンバー10の活躍もあってアルゼンチンは1993年大会以来となる同大会優勝へ王手をかけた。けん引役となっているのがメッシだが、同紙は「ペレ氏、マラドーナ氏はこの大会の優勝を果たしたことがない」とし、メッシがふたりのサッカー史に残る名手を超えられるかにフォーカスしている。

 ペレ氏は59年大会に出場したものの、宿敵アルゼンチンの前に2位に沈んだ。そしてマラドーナ氏は79年、そして選手としての絶頂期である87年、89年大会の3回出場したものの、決勝進出すら果たせなかった苦い過去がある。

 

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