闘犬ガットゥーゾが中東へ サウジアラビア1部アル・ナスルがオファー予定と伊報道

“闘犬”ことジェンナーロ・ガットゥーゾ氏【写真:AP】
“闘犬”ことジェンナーロ・ガットゥーゾ氏【写真:AP】

今季フィオレンティーナを率いる予定だったが、開幕前に方針の違いで契約解除に

 イタリア1部ナポリを昨季まで率いた“闘犬”ことジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、中東にキャリアの新天地を求めることになるようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 ガットゥーゾ氏は現役時代にACミランなどで活躍。クラブへの忠誠心があふれる激しいプレーは闘犬の愛称をつけられ、イタリア代表では2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)優勝メンバーに名を連ねた。

 引退後には指導者の道に進み、古巣ミランやナポリで監督を務めた。今季は名門フィオレンティーナを率いる予定だったが、プレシーズンのうちにクラブと方針の違いで対立して契約解除に。今季ここまでセリエAで監督交代に踏み切ったチームなどで後任候補として名前が浮上したことはあるが、現在はチームのない状態にある。

 その状態のガットゥーゾ氏に、ここ4試合で勝ち点2という状況に監督解任を決断したサウジアラビア1部アル・ナスルが就任オファーを出す見込みだという。これまでのキャリアでイタリア国外での指導経験はないが、最近ではカタール1部アル・サッドを率いていたシャビ氏が古巣バルセロナの監督に就任するなど、金銭的なことに加えてチームを率いる日常を継続できるメリットは大きい。

 試合中にベンチから熱い指示を出す姿は現役時代さながらだが、戦術家の側面も持つガットゥーゾ氏は、中東で監督としての経験を積み重ねることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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